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学習・進路

高一 研修旅行に行ってきました

5月初旬に高一は研修旅行に行ってまいりました。この旅行は高校生になり将来について考え始めるスタートとして東京女学館が長年行ってきた大切な行事です。ぜひ生徒たちを研修旅行に連れていきたいという思いで感染症対策を入念に行い、例年より短くはなりましたが一泊二日で行うことができました。皆様のご協力に感謝いたします。
生徒はその中で行われるメインイベントの3分間スピーチのために、この日まで時間をかけて将来への希望や不安としっかり向き合い原稿を完成させ、暗唱できるまで読み込み準備をしてきました。緊張しながらも本気が伝わってくる友のスピーチに皆が想いを寄せ、クラスに一体感が生まれるとてもいい旅行になりました。以下、旅行を終えての生徒の感想です。お読みください。

 

それぞれの意見を聴いてみんなのことがよく分かり、自分にはない考えを知ることができました。私自身発表の中で自分のマイナス面や頼りないところを紹介することがとても不安でした。しかし、その不安もみんなのスピーチを聴いているうちに消え失せ、自分の話すことは決して情けないことではない、自信を持ってよいと思えました。自分の自然な状態で大きな声で出せる全力での発表ができて嬉しかったです。皆が決意を表明してくれて自分も負けていられないと燃えてきました。また、皆の夢を全部書いてみた時に、ワクワクするな、素敵でピカピカしているなと、とても嬉しい気持ちになりました。自分も皆も芯を貫いていってほしいと強く感じました。最後に進路学習の発表会を通して、苦悩しながらも自分の役割・立場を導き出そうとする姿を見て、将来は自分にしかないもので誰一人として同じ人はいないことを理解し、未来を作っていかなければならないと気づけました。多種多様でありながらも調和を示すみんなの考え・アイデアは、今後の進路のヒントに大いになり得ることであり、この研修を心の糧と自信にしていきたいと思います。

 

何と言っても今回の旅行は中1以来の宿泊行事だったので久しぶりにクラスのみんなと長い時間一緒に過ごすことができたというのが何より嬉しいことだと思いました。4月にたくさんの人と話し、仲良くなるという目標を立て、一ヶ月間頑張って行動に移してきたおかげか、二日間すごく楽しく気持ちよく過ごせたと感じています。みんなでご飯を食べられたこと、お風呂に交代で入ったこと、みんなで布団を敷いたこと、寝る場所決めのじゃんけんをしたこと、今日は寝ないと言っておきながら疲れてしっかり23時に電気を消して並んで寝たこと、きっとコロナ前だったら当たり前にできていたことができる喜びを感じました。2年ほど前から当たり前のことが当たり前にできなくなり、年々悔しい思いが募っていました。だからこそ今回一泊二日で行けたことはとても良い思い出になりましたし、二年間の悔しい気持ちが少し晴れたような気がします。自分の考えを発表し、みんなに聞いてもらったこと、みんなの考えを聞き、自分なりに考えてみたこと、どこをとっても充実していて、すごく濃い時間だったなと思います。高校生になり義務教育が終わって、自分たちで考え行動することが求められ、より将来を見据えていかなければならない中、研修旅行を行えたことで自分を見つめ将来を考えることかできたなと感じています。