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学習・進路行事

中3 映画「GAMA月桃の花」を観賞しました

 

 9月21日(水)5・6限に平和学習の一環として1996年に公開された文部科学省選定の映画「GAMA 月桃の花」を講堂で鑑賞しました。この映画は沖縄を舞台に、地上戦を生き延びた女性と、米兵と結婚してアメリカに渡った娘の子供の対話を通して、戦争の悲惨さと一家のわだかまりの融解を描いています。この映画は16ミリフィルムで収録されており、映写機を使っての鑑賞会になりました。
映画の中にはアメリカ軍が撮影した実際の戦争の映像も含まれており、今まで様々な平和学習を行ってきた生徒達ですが、大きな衝撃を受けていました。  
生徒の感想を一部抜粋してご紹介します。

戦争とは敵同士が戦うものだと思ってしまうけれど、この映画を観て仲間同士でも様々な立場があり噛み合わなかったり、自分自身の身を守るために対立してしまったりする事が伝わってきました。仲間同士の対立をおさめるために泣いている赤ちゃんの口を、震えながらふさぐ様子がとても印象に残っており、全員がつらい状況でも小さな幸せや疑いながらも助け合う地元の人たちに、とても勇気づけられました。
沖縄修学旅行で糸数壕見学をしますが、現場に行くことでより多くの人の思いを肌で感じることができると思います。その思いが私たちで終わってしまわないようにしっかりと受け止め、次へとつないでいきたいです。また、戦争への思いの受け止め方、考え方は人それぞれだという事を知ったので、そこを踏みにじるようなことが無いように見学したいです。
 この映画を観たことで今私たちがここで生きていられるのも昔の人々がつないでくれたおかげという事を実感しました。世界中のすべての場所の戦争が終わり、皆が楽しく過ごせる世の中にしたいと強く思いました。
T.Sさん

映画を鑑賞した後は、制作会社の方からお話を伺いました。
修学旅行に向けて、生徒一人一人が平和についてより一層深く考える大変貴重な機会となりました。