卒業生インタビュー
~わたしの東京女学館物語~
CAREER
TOKYO JOGAKKAN STORY
1995年卒

野崎美波さん

作曲家・ピアニスト
日本大学芸術学部音楽学科
中高時代は、テニス部、英文タイプ部に所属。日本大学芸術学部音楽学科を卒業後、作曲家、ピアニストとして活動。代表作に、NHK土曜ドラマ「ディロン運命の犬」(2006年)、映画「森崎書店の日々」(2010年)など、最近ではアニメ「狐狸之声」(2018年)、また自身の作品集として3枚のオリジナルアルバム、映画音楽作品集2枚をリリースしている。

東京女学館での思い出

私の時代の校長先生は四竈先生という方で、とても尊敬するうちのお一人です。先生は、「帰宅途中、立ち寄りしてはいけないという校則ですが、事故にあって助けを求めている方を目の前にしたらあなたはどうしますか」などと、いつも答えのない哲学的な話をしてくださいました。休み時間は、弾けるようになったばかりのピアノ曲を友達にむりやり聴いてもらうこともありました。当時は音楽会の時に音楽選択者が前座で演奏するということになっており、渋谷公会堂で演奏できたことは楽しかったですし、当時の私には大きな経験になりました。

現在のお仕事

現在の仕事は、メインは作曲ですが、ピアノや歌唱も担当いたします。依頼を受けてCM、ドラマ、映画、WEB、イベント、プラネタリウムの音楽を手掛けたり、自分のオリジナル作品を作ったり、ライブもしています。中学時代に映画が好きになり、どんな形であれ映画にかかわる仕事をしたいと思ったのが、この道に進んだきっかけです。曲の発想は、リラックスしている時に思いつくことが多いです。最近は頂いたお仕事をすることが多かったですが、自分の作品をつくることで自分も新しいものが見えるようになると思うので、また新しいアルバムを作りたいと思っています。

OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2017 2017年11月8日~12月25日 表参道ヒルズ 監修:エマニュエル・ムホー(建築家/デザイナー) 特別演出「EMOTIONAL REFLECTION」の音楽を作曲しました。

 

女学館での学びで現在に生きていること

きちんとした場面できちんとした振る舞いができるのは女学館のおかげだと思います。 それから女学館時代のお友達は財産ですね。当時の仲良しはもちろん、卒業後20年して新たに出会った卒業生同士で通じ合えるということが最近増えました。みなさんすばらしい方なので、勉強になったり、ヒントをもらったりすることも実はたくさんあるのです。 ライブに福原先生や女学館時代のお友達が来てくださって、そこから新たな交流ができるという幸せを実感しています。

(記者:高二 H.I・高二 M.K)

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ありがとうございました