保護者の受験体験記ADMISSION

保護者の受験体験談

一般受験で

1年生保護者 U.Fさん

娘は一般入試で合格を頂きましたため、一般入試のみの受験をお考えのご両親様に参考にしていただければと思いまして、昨年の受験体験を書かせていただきます。

娘が年中の時に夫婦で学校説明会に参加致しまして、受験することを決め、大手幼児教室のセミナーに参りましたところ、「一般入試合格者の多くはAO試験に挑戦した受験生です。第一志望ならば、AO・一般と両方受験するようにしてください」という説明を受けました。学校説明会で先生方から「AOと併願しないと不利になることはなく、一般入試では様々な角度から子どもを見ます」という内容でご説明があったにも関わらず、幼児教室からはAO・一般と両方受験するべきと言われ、夫婦で大変悩んだことを思い出します。AOと併願したかどうかを記入する願書の「AO型」欄がとても気になり、この欄が空白のまま受験したところで、合格などいただけるはずもないのではないかという不安が最後まで消えませんでした。

実際には、我が家は小学校受験でよく聞く「縁故」などございませんし、AO受験せずに一般入試のみでございましたが、合格をいただくことができました。受験が終わったあと、夫婦で「なぜ、学校説明会で先生方が直接お話しして下さったお言葉を信じず、幼児教室の話や噂に惑わされてしまったのか」と話しました。小学校受験は何が判断基準かわからない、点数化されて明示されるものではないことからくる不安感から、夫婦ともに噂に惑わされてしまったことを反省いたしました。

入学後はっきりと感じましたのは、クラスのお友達も、お世話をしてくださる6年生も「よいこのめあて」に示されている通りのお嬢様方だということ、また、親の欲目ではございますが、幼いながらも、娘自身もそのようにありたいとがんばれる子であるということです。一般入試の考査では、3時間という限られた時間の中で、先生方が子ども自身をしっかりと見てくださっていることを実感いたしました。

今娘は毎日楽しく学校に通っており、学校が大好きで、親としてこのこと以上に幸せなことはございません。また、朝早くから毎日生き生きとお世話をしてくださる6年生にお会いするたび、6年後、娘がこのように育ってくれたらと願っております。すばらしい学校はたくさんありますが、子ども自身が無理をすることなく、ありのままの姿で過ごし、楽しいと心から思える学校に入学することができ、小学校受験をして本当に良かったと今、感じております。

最後に、娘が話してくれた受験の思い出を書かせていただきます。娘が考査を終えて戻ってきたときに、「女学館のお試験が一番楽しかった」と申しました。また、帰り際に娘のグループのお世話をしてくださった6年生のお姉様が、駆け寄って娘に「Nちゃん、さようなら」と言いながら手を握ってくださいました。娘は、緊張をほぐそうと「何の動物が好き?」など楽しくお話をしてくださった6年生のお姉様を今でもはっきりと覚えており、「私も6年生になったらお試験の係になって、小さい子にやさしくしてあげるんだ」と話しております。行事や授業見学の参加以上に、在校生のお姉様方との触れ合いが、娘にとっても親にとりましても、学校の目指す教育を実感した瞬間でございました。