行事
父母の会主催の音楽会を開催しました
7月1日(土)、スティールパン オーケストラのPAN NOTE MAGICさんをお招きして、父母の会主催の音楽会が開催されました。
スティールパンは、カリブ海に浮かぶ島国トリニダード&トバゴで生まれた楽器です。かつてイギリスの植民地であった同国には、アフリカから強制的に連れて来られた奴隷が溢れており、無理矢理連れて来られた彼等は故郷であるアフリカの太鼓を叩いて悲しみに耐えていましたが、それをイギリス人に禁止されたことをきっかけに、石油を入れるドラム缶を楽器にするようになったと言われています。
ドラム缶から作られていますが、叩く位置によって豊かな音階を表現することができ、メロディーを担当するものから和音やベースを担当するものまで、複数のスティールパンを組み合わせてオーケストラのような演奏が可能となります。PAN NOTE MAGICさんは、日本では非常に珍しい、スティールパンを演奏する7人編成のオーケストラです。スティールパンは一見すると単純な打楽器に見えましたが、実際の演奏を聴いてみると、陽気でダイナミックでありながら、なおかつ繊細な音階表現と息の合ったハーモニーに圧倒されました。
プログラムの途中には「楽器体験コーナー」も設けていただき、小・中・高の生徒6名がスティールパンの演奏に挑戦しました。スティールパンの音階の独特な構造にとまどいながらも、メンバーの皆さんの丁寧な指導もいただいて1曲演奏することができ、会場を盛り上げてくれました。
PAN NOTE MAGICの皆さん、素敵な一時をありがとうございました。今後のますますのご活躍をお祈りいたします。