茶道部（表千家）が和菓子作りに挑戦しました

　7月16日（土）、茶道部（表千家）は和菓子作り体験に挑戦しました。
　講師にお招きしたのは、現役の和菓子職人として「菓子司 百舟（ももふね）」を主宰されている永用昌也先生です。永用先生は、池袋にある「自由学園 明日館」で定期的に和菓子作りワークショップを開催されているなど、和菓子の魅力を広める活動を展開されており、本校の生徒にも分かりやすく丁寧にご指導いただきました。

　お手本を見せる先生の巧みな手さばきによって、複数の素材が組み合わさって色のグラデーションが生まれたり、形が自在に変わっていく様子を見て、生徒からは盛んに感嘆の声があがっていました。生徒たちは慣れない手つきでしたが、真剣な表情で集中して取り組み、先生のアドバイスを受けながら、生菓子の「ほおづき」「水辺」と、お干菓子の和三盆を完成させました。

　最後は、自分が作ったお菓子を、自分たちで点てたお茶と一緒にいただきました。時間をかけて苦労して作ったお菓子ですが、いただくのは一瞬！　生徒たちは名残惜しそうにいただいていましたが、自然と笑みがこぼれる表情がとても印象的でした。

　この日の活動は2グループに分かれて、和菓子作り体験との入れ替えで、お点前のお稽古にも取り組みました。表千家の先生には毎回の活動に指導に来ていただいていますが、この日は顧問の渡部さなえ校長も自ら生徒の指導に当たっていました。上級生が下級生に優しく指導している様子も、とても頼もしく感じられました。
　東京女学館の教育では自国文化理解に力を入れていますが、クラブ活動では茶道部（表千家・裏千家）のほかに、箏曲部、華道部、かるた部、剣道部が活動しています。

【生徒の感想】

　この日は学校に和菓子職人の方がお越しくださり、私たちと一緒に御干菓子と生菓子を作ってくださいました。自分たちで手を動かして作ることで、お菓子作りの難しさを実感するとともに、部活でいただく和菓子の細かな工夫にも気づくことができました。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。（高二 部長）