グローバル学習・進路
中3の生徒がグローバルフェスタJAPAN2023を見学しました
9月30日(土)・10月1日(日)、中学3年の生徒が社会(公民)の学習の一環として、グローバルフェスタJAPAN2023(於 東京国際フォーラム)の会場を訪れました。グローバルフェスタは、国際協力活動を行っているNGO・国連関連機関・政府機関などが一堂に会する、日本最大級の国際協力イベントです。
本校の中3社会(公民)の学習では、「国際社会」の分野を学習する一環として、国際協力活動の現場から見た国際社会の課題とその解決方法を探究する「社会貢献学習」に取り組んでおり、今回のグローバルフェスタ見学はその最初という位置づけです。
今回の見学に先立って、社会の授業において2学期から国際社会の概略について学習を進めてきました。それを踏まえたうえで、各クラスでグループをつくり、グローバルフェスタに出展する予定の団体やその活動について事前に下調べを行い、見学の計画を立ててから会場を訪れました。会場では、国連機関・政府機関・NGO・NPOのブースの中から3カ所以上を訪れて、スタッフの方にお話しを伺ったり、展示を見たり、資料をいただいたりして各団体の活動内容を調査し、その中からさらに調査を深めたい団体を一つ選んで訪問取材を申し込みました。
この後は、グループごとに訪問取材をさせていただく団体と連絡をとり合い、訪問させていだく日時や取材の内容を調整するなど、訪問取材の準備を進めていきます。
【生徒の感想】
同じ地球に住んでいるのに全然違う生活をしている人が世界にたくさんいるということを、改めて感じた。そして、それを問題だと思い、解決しようとしている人たちもたくさんいることが分かった。団体の方に詳しくお話しを聞くと、本来の活動以外のことも支援していたり、公民の授業で習った日本の支援がすごく評価されているということがよく感じられた。しかし、この支援だけではまだ足りていないのが現状でもあり、何か私にも協力できることがあればと思った。ある団体の方が、「この社会貢献学習をするのもすごく良いことだ」とおっしゃってくれた。だから、まずはこの学習の発表に向けてしっかり準備をして、訪問させていただける団体の方への感謝を表すとともに、活動をもっと色々な人に知ってもらえるようにすることが、私にも協力できる方法の一つだと思った。(Y.N.)
グローバルフェスタに行ったことによって、たくさんの視点から今の世界の現状を知ることができました。一つの団体がたとえ目標を達成することができたとしても、世界にはまだたくさんの課題が残ったままで、また達成できたとしても他のどこかの国が犠牲になってしまうようなことも起きてしまうのかもしれません。だからといって問題を放置してしまうとなおさら手に負えなくなってしまうので、私はもう何からやればいいのかますます分からなくなってしまいました。私にもできることは果たして何なのか、もう一度深く考えさせられた一日でした。私が出した結論は、とりあえずUNHCR協会に訪問取材することがはじめの一歩になるのではと感じ、しっかり調査をして貢献をしていこうと思いました。また将来、人を助けられるような人間になるために、学べる時にもっと学ぼうと思いました。(S.H.)
今回、グローバルフェスタを訪問して、やり方は違っていてもたくさんの人が世界を支援しようとしていて、若い人たちも大勢いたので、私たちも見学するだけではなく、何かより良い国際社会をつくるために行動しなければいけないなと改めて実感しました。なかには、私の知らない世界の問題点がたくさんありました。今回は全ての団体を回ることはできませんでしたが、これから訪問させていただく団体だけでなく、たくさんの団体をもっと知り、社会貢献をしていくために学んでいきたいなと思いました。(K.M.)
グローバルフェスタというだけあって、想像していたよりもとてもにぎやかなイベントでした。知っている団体から、まったく知らなかった団体、イベントに参加するタレントさんもいたり、たくさんの方が関わっていました。今回は100以上の団体のうち、5つの団体のお話しだけ聞かせていただきましたが、これだけ多くの団体や機関があり、そこで世界の人々のために実際に活動しているということに、とても驚きました。ふだんは寄付や、ささいな節約、お手伝いなどでしかボランティアに貢献できていませんが、将来自分が仕事をするうえで、このような活動に何か協力できることもあるかもしれないと感じました。これから積極的に様々な活動について学び、自分ができることを探していきます。(R.T.)