学習・進路生徒の活動
全国中学生人権作文コンテスト東京都大会で作文委員会賞を受賞しました
中学3年の森菜々子さんが、令和5年度 全国中学生人権作文コンテスト東京都大会において、作文委員会賞を受賞しました。おめでとうございます。
森菜々子「私らしく生きる。」(要旨)
なぜみんな同じ制服を着るのだろうか。なぜみんな同じ髪型をするのだろうか。なぜ私は周りと同じである事に安心していたのだろうか。よく言う「普通」とは、いったい何を指すのだろうか。
多数の意見が一致した事により生まれる多数派の「普通」によって、同様に成り立つ少数派の「普通」は変わり者となってしまう。変わり者になる事を恐れていた私は皆んなの言う「普通」に相槌を打つ日々を送っていた。しかし、「普通」に対してなにかと疑念を抱いてからは「普通」に従う事が出来なくなった。私が言いたいことはただ一つだ。個人の「普通」を周りに押し付けないで欲しいという事。自分にとっての当たり前は他人にとっては物凄く変わったことかもしれない。それでいいと私は思う。それぞれの人間が違う「普通」という概念を想像していて、互いに違う事を受け入れ合う。そしてたまに一致した時には微笑み合う。そんな世の中を望んでいる。
今の私なら他人とは違う「普通」を持っている自分を受け入れられる。これが「私らしく生きる。」という事だと思う。そして、「普通」に飲み込まれ、周囲と違うことが怖くなった人へ「普通で無くてもいいんだよ」という励まし方ではなく、「自分らしく存在する貴方は魅力的だよ」と自身を持っていえる人でありたい。
【受賞した感想】
私なりに沢山悩み、新たな道へ進む道中での思いを書いた作文です。評価して下さった事をとても嬉しく思います。