生徒の活動
高一救急隊 普通救命講習会
高一救急隊23名が防災協会・渋谷消防団の方を講師に迎え、3時間の普通救命講習を実施しました。生徒たちは熱心に講義に耳を傾け、意欲的に人工呼吸、心肺蘇生、AEDの実習をし、小児や乳児の救命処置、止血法や気道異物除去についても学び、知識を深めました。以下、生徒の感想です。
普通救命講習では心肺蘇生やAEDの使い方、異物除去、止血法などの講習を受けました。私たちは中学生の時に保健体育の授業で習ったことがありましたが、今日の講習を受けてみて緊急事態に直面した時の対応の重要性を再認識しました。今回の実践では屋内で成人男性を助けるという状況でしたが、乳幼児や未就学児だとAEDの使い方が少し違うため動画で見たことを思い出して冷静に対応できるようにしたいと思います。この講習で得た知識やスキルを活かし、いざという時に行動できるようにしたいと思いました。(高一N.C)
救急隊として2回目の活動でした。前回の活動では、地震や火事が発生した際のことを考えて自分の身は自分で守るためにはどうすればいいのかということを主に学び、今回の活動では傷病者を助ける為にはどうしたら良いのかについて学びました。中学生の時に保健の授業で学びましたが、今回の講習ではそれ以上に沢山のことを学ぶことが出来ました。講習を受ける前は、助けを必要としてる人に自分が胸骨圧迫、人工呼吸やAEDを使って少しでも亡くなってしまう確率を減らすだけでいいと思っていました。ですが、そんな簡単な訳がなく、実際に胸骨圧迫2分やAEDを使ってみて想像以上に体力が必要で、その上心肺蘇生を行なっている自分よりも傷病者の方の方が大変でパニックになってしまうので「もう大丈夫ですよ」という声がけもしなくてはならないということを知り、私だったらパニックになってしまって、もし本当にそういうことがあったら私にできるのかなと少し感じてしまいました。ですが、講習終わりに証明書を頂き、こんな私でももしかしたら助けを必要とされている方の力になれるんだと実感し、率先して力になりたいなと思いました。今回の講習を通じて命の重みを学ぶのと同時に救急隊としての自覚を持つことができ、凄く貴重な経験をさせていただくことが出来て良かったです。(高一E.K)
今回の講座を通して学んだことは、救急隊到着までの市民による救急手当の大切さです。その場にいる人の対応で、傷病者の命だけでなくその後の社会復帰までに影響があると知り、救急隊として学校内だけでなく登校中なども気配りしていきたいです。(高一F.M)
高一の救急隊としては今回が2回目の活動となりましたが、この活動を通し改めて救急隊としての重みを実感できたと感じています。万が一に備えてとよく言いますが、備えるだけでは何にもなりません。備え以上に、自分がその場にいたとしてどうしたら人を救えるのかを根本から学ぶことが出来たと思います。近年、南海トラフ地震や首都直下地震など様々な地震が今後30年以内に必ず起こると言われていますが、実際に災害が起こった時に冷静な判断なできない中自分はどのように行動すべきなのかとても疑問に思っていました。しかし、今回の救命講習で、そのような災害が起こったときはまずは自分自身の身を守ってから、共助を行うべきだと講習を行ってくださった方が教えてくださりまさにその通りだなと思いました。救急隊は周り通常の生徒よりも周りを見て行動することが求められると思うのですが、何かが起こったときはまず自分の命を守りその後周りに声掛けをしながら逃げることができたら1番良いなと感じました。今回普通救命講習を受けて、自分が出来ることとしてビニール袋を常に身につけておくべきだなと感じました。血がついたものを入れたり、止血を行ったり災害時に最もと言っても過言ではないほど必要なものだと思います。今後も、救急隊の一員として精進していきたいと改めて感じました。講習を行ってくださった皆様、ありがとうございました。(高一S.W)
今回の講習では動画や実技を通して応急手当ての必要性、救命処置の仕方、AEDの使用、人工呼吸、小児・乳児の場合の救命処置の仕方、気道異物除去、止血法、感染症流行期への対応について学びました。講習には現場で実際働いている方が来てくれて少し緊張感が感じられました。実技では胸骨圧迫のコツを教えてくれて、実技中にも最初の方は次の行動が分かるように声掛けをたくさんしてくださってとても分かりやすくてテンパる事なくできました。また、体勢なども細かく見てくれて自分の癖や治さなければいけない所が分かりました。人工呼吸は初めて実技でやったので前よりもっと現実味を感じることができました。これからも講習テキストを見返すなどして忘れないようにしたいです。様々な状況での応急手当てが学べて、実際の状況でできるかは不安ですがとても有意義な講習だったと思います。体調が悪そうな人や倒れている人がいたら今回の講習を活かして積極的に助けたいと思います。(高一O.Y)
普通救命講習を受けて、非常に有意義な時間を過ごすことができました。まず、基本的な応急手当の方法やAEDの使用法など、緊急時に必要なスキルを学ぶことができました。実際のシミュレーション演習を通して、実践的なトレーニングを受けることができました。胸骨圧迫は成人の場合5センチ、小児の場合は胸の厚さの三分の一まで沈むように圧迫を30回繰り返し、その後2回の人工呼吸をAEDが届くまでの時間を仮定して繰り返しました。実際講習を受けて感じたのが体力不足です。特に成人男性を対応する時は2分続けるのも1人では難しいなと感じました。そこで私は、声かけの大切を実感できました。声を掛け合い、胸骨圧迫の交代やAEDの操作がスムーズにできると思いました。そして何より傷病者に声をかけ続けることが大切だと感じました。私は救急隊の方々を尊敬すると同時に、緊急時に焦らずに傷病者に適切な救命ができるようにしたいと思いました。そのためには、日頃から近くにあるAEDの場所を確認したり、いち早く体調の変化に気づけるようになります。心肺蘇生法以外にも多くのことを学びました。止血法や気道異物除去法などを学び、どんな時も咄嗟に助けられるようにしたいです。東京女学館救急隊員として使命感を日頃から持ち続けていきます。(高一K.K)