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グローバル生徒の活動

アンネのバラ委員が津田塾大学でバラの植樹と平和に関するシンポジウムに参加しました

 5月12日(日)、津田塾大学(小平キャンパス)にて、アンネのバラを植樹いたしました。
 本校は津田塾大学と高大連携に関する協定を結んでおり、ホロコースト文学を研究されている早川敦子副学長・学芸学部英語英文学科教授がご参加されたアンネのバラの「接ぎ木の会」で接ぎ木したバラを、本校のアンネのバラ委員と、津田塾大学の先生・学生(Peaceful Petalsのメンバー)とともに、津田塾大学の中庭に植えました。髙橋裕子学長・学芸学部英語英文学科教授のお言葉、本校渡部さなえ校長の言葉、津田塾大学の卒業生によるカレッジ・ソングAlma Materの歌唱の後、津田塾大学の先生・学生・シンポジウムに参加された方々や小平市長に見守られながら植える盛大な行事になりました。
 植樹前には、津田塾大学に在学中の本校卒業生ならびにPeaceful Petalsメンバーのご案内のもと、大学施設や津田梅子先生のお墓を見学し、大学について知る機会になりました。
 植樹後は、中島記念ホールにて開催された、シンポジウム『平和とは何か―アンネのバラ、原爆、そして戦後80年―』に参加しました。本校からは、渡部さなえ校長によるアンネのバラを本校で植えるまでの経緯や手入れの活動について、およびオーストリアから海外奉仕プログラム・若者の平和大使として受け入れているトリスタン・ダハ先生によるファミリー・ヒストリー(ひいおじいさまが収容されたこと)や海外奉仕プログラムの詳細について、話題提供をしました。参加者一同、平和とは何かを改めて考える機会となりました。
 シンポジウムのあとは、翌日から一般公開されるアンネ・フランク展を見学し、展示されているパネルから、改めてアンネ・フランクの思いについて考えました。
 植樹したアンネのバラが、美しく開花することを願っております。貴重な機会を提供してくださいました津田塾大学の先生方、学生のみなさん、また、かけつけてくれた津田塾大学に在学中の本校卒業生に感謝申し上げます。

生徒の感想

 冬に津田塾大学の皆様と接ぎ木をし、大切に育てられてきた苗を一緒に新たな地に植えることができ感慨深いです。新聞の記事を読んで興味を持ってくださった方など、ホールがほとんど埋まるほど多くの方がお越しくださり、皆様の平和への強い思いに胸を打たれました。また、植樹会だけでなく大学生の方々と交流をし、大学生活のお話も伺うことができ、貴重な経験になりました。委員長としての活動を退いた後もこのような企画に参加させて頂けたことを嬉しく思います。バラも緑豊かな小平キャンパスですくすく育ってくれることを願っています。(高3 S.M.)
 
 津田塾大学には初めて参りましたが、大学内や津田梅子先生のお墓を見せていただきとても有り難かったです。女学館で接木をしたアンネの薔薇を、自然豊かな津田塾大学の学内に植樹する事が出来て嬉しく思うと共に、アンネの薔薇が平和の象徴として美しく咲くことを願っています。女学館の卒業生の先輩方とお話しができたことも嬉しかったです。(高2 R.N.)
 
 今回アンネのバラ委員として津田塾大学のキャンパスへお招きいただき、貴重な経験をさせていただきました。お招きいただきました津田塾大学の皆様、植樹の際には小平市長とご一緒できましたことも大変光栄な機会になりました。
 私がアンネのバラ委員会に入ったきっかけは、幼い頃にアンネの日記を読んだことからでした。アンネの平和への思いが同世代の私に呼びかけてくれるような本に大変感動しました。そして女学館にアンネのバラ委員会があることを知り、アンネとバラとの関係、どのような活動をしているのかという興味から始まりました。
 学校での委員会活動は、バラのお世話が中心になりますが、今回お招きいただいたことで、私たちのバラがまた一つご縁を繋げ広がっていくこと、私たちの日常がまさに平和に繋がっているのだと実感しました。校長先生が私たちの活動の場を広げるために津田塾大学と繋いでくださったとうかがい、委員会活動をすることで、私たちの経験を広げることにもなっているのだと知りました。
 思いやりの心がアンネのバラというお花を通じて平和を作り出していることを実感でき、清々しい気持ちで津田塾大学を後にしました。今後も津田塾大学のバラのお世話をして下さっているpeaceful petalsの皆様とアンネのバラ委員会が良い関係を築いていけたらと思います。(中3 M.T.)