グローバル生徒の活動
国際学級の生徒がThe World Scholar’s Cup 2024のTournament Of Championsに出場しました
2024年11月14~20日、アメリカのYale大学(イェール大学)で開催されたWorld Scholar’s Cup (WSC) のThe Tournament of Championsに、国際学級の高校2年の生徒が出場しました。
WSC は、英語によって教養を競う総合競技であるとともに、世界約40の国と地域の中高生との交流を通じて国際理解を深める貴重な機会です。
高2の生徒は、4月のTokyo Round、9月のBangkok Global Roundで優秀な成績をおさめ、毎年Yale大学で開催されているThe Tournament of Championsへの出場権を獲得しました。今回の大会には、他校に通う妹さんと、海外マッチングで紹介されたパキスタンの16歳の女子生徒という3人組で出場しました。
本校の生徒は、ライティングで金メダル、知識部門art分野で金メダル、知識部門(チーム)で銀メダルを獲得し、ディベートは二勝と大活躍で、Closing ceremonyでは日本代表として旗手を務めました。
世界各国の同年代の生徒たちと切磋琢磨し、交流を深めることができ、貴重な経験を積むことができたようです。今後のさらなる活躍と、後に続く後輩たちが現れることを期待します!
生徒の感想
私はアメリカのYale大学(イェール大学)で開催されたWorld Scholar’s Cup (以下、WSC) の決勝大会に参加いたしました。
WSC参加者は、日常的に英語を使用している人も多く、大会に向けて世界的な知識や教養を学んで英語漬けの日々を過ごします。
そしてこの決勝大会は、国内大会、その後の世界大会を突破した学生しか参加できないめ、Yale大学に集まったのは世界各国の極めて優秀な学生達でした。
今回、大会本部による海外マッチングでパキスタンの16歳の子とチームを組むことになりましたが、彼女は私より年下にも関わらず、とても思考面で大人びていて、社会情勢や宗教的・政治的な深い話もたくさんしました。一方で一緒にカフェでお茶をするような時間には、普通の日本の学生と変わらず穏やかに友情を育むことができました。積極的にコミュニケーションをとった結果、私達のチームはとても良い雰囲気でディベートに臨むことができ、2勝することができて、大きな自信に繋がりました。
Closing ceremonyでは、日本代表として日本国旗の旗手という大役を任され、東京女学館の制服でFlag Marchに加わることができたのは大変嬉しく誇らしい瞬間でした。歴史あるYale大学の講堂で舞台上から見えた2000人超の学生達の景色は圧巻でした。
大会結果として、ライティング個人で金メダル、知識個人で金メダル、知識チームで銀メダルを獲得しました。バンコクでの世界大会では知識分野で入賞できず悔しい結果が残りましたが、今回の決勝大会では対策を重ねた結果、個人で金メダルを獲得することができ、達成感でいっぱいになりました。同じく世界大会でランキングに入らなかったライティングでも今回金メダルを獲得でき、個人としてもチームとしても世界大会の悔しさをこの決勝大会で払拭できました。
全ての大会を通して出会いと縁を感じることが多く、バンコク世界大会で戦ったディベートチームと再会し、お互い世界大会を突破して決勝大会の地で再会できたことを素直に喜び合ったり、様々な国の学生との交流を通して世界の学生の思考力、表現力の高さ、学習への熱量や努力量を感じることができました。この経験は私の大きな財産になると思います。4月に国内大会に出場した時から多方面で協力してくださった先生方や、練習に付き合ってくれた国際学級の同級生たちの助けもあり、このような結果が残せたことを感謝しています!(高2 S.S.)