卒業生インタビュー
~わたしの東京女学館物語~
CAREER
TOKYO JOGAKKAN STORY
1980年卒

島津洋美さん

「プリンセスヒロミ」代表
ワシントンD.C. Georgetown大学卒
高校時代は放送研究会、近代文学部に所属。
ワシントンD.C. Georgetown大学を卒業後、マサチューセッツ州 ボストンカレッジ法学院で法学博士号を取得。アメリカ・ニューヨーク州の弁護士として活動後、ニューヨーク、コロンビア大学にてMBAを取得、アメリカNY大手アパレル会社リズクレボーン社アジア代表として海外戦略を10年以上手がける。
テキスタイル、デザイン、立体裁断など第一人者に10年以上師事。
2012年にグローバルに働く女性に向けたアパレルブランドを「プリンセスヒロミ」を創業。日本、NY、HKで展開、活動。
*2007年共著者"カラーセオリーin ショップ"(野末和志&カラーマトリックス、フォーユー社)
*2014年日本アパレル産業協会最優秀デザイン知事賞受賞
*2015年スウェーデン駐日大使館「女性起業家先駆者賞2015」を受賞

東京女学館での思い出

私は、高校1・2年で放送研究部に所属して、3年では近代文学部に在籍していました。また英語が好きだった私は、当時の女学館の素晴らしい英語の先生方をよく覚えています。海外でお育ちになり発音もよく、国際的な感覚を持たれていて、国際人としてよいお手本でした。また世界史の大原先生が、とても生徒思いで授業も面白く、世界史が大好きでした。印象に残っている思い出は、記念祭で仲の良い友達と星座の館を作り、得意なところを分担し合い、星の出る時間まで楽しみながら準備をしたことです。体育大会では、騎馬戦で取られた帽子を違反と知らずチームで取り返して先生に怒られたことを覚えています。

現在のお仕事

大学から米国留学、NY州弁護士として活動後、MBAを取得しマネジメント・コンサルティングの仕事へ進みました。その後、ニューヨークの大手ファッション企業のエグゼクティブを10年以上務め、色を使ったマーチャンダイジングの本を出版。その後、デザイナーに転身し、アパレルブランド「Princess Hiromi」を立ち上げ、現在はニューヨークと日本で活動しています。女性の社会進出を服で応援したいと思い、ブランドを立ち上げ、「一瞬で一目置かれる服」を上質なテキスタイルとモダンなスタイルで製作しています。日本人の女性が自立して国際的に活躍してほしいという願いがあり、働く女性が私の服を着て一目置かれ周りの人から褒められ、勇気づけられている事でないかと思います。

女学館での学びで現在に生きていること

家の教えと女学館で学んだことで、社会に出て海外で仕事をしても、男性よりも女性が劣っていると感じたことは一度もありません。高校まで女子だけの学生生活では男子に気を使わずに個性がのびのび表現できました。また、女性に対しての理解があるという点は、現在の職業に生きています。女子校で過ごした経験は、女性同士の連帯感を持つことに役立っています。
本当にやりたいことは元々好きなことだと思うので、継続することを大切にしてほしいです。それが仕事になるのか、趣味なのかは徐々にわかっていくことです。何事も無駄はありません。

(記者:高一 M.O・高一 H.M)

ご協力いただき、
ありがとうございました