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行事報告~高一歌舞伎鑑賞教室~

6月20日(木)午後、高一は国立劇場へ歌舞伎鑑賞に行って参りました。演目は、「神霊矢口渡」という平賀源内(福内鬼外)の作品で、多摩川の矢口の渡しを舞台に、強欲非道な父親と、恋しい人を命懸けで守ろうとする娘お舟とのドラマを描いたものでした。ダイナミックな舞台転換と迫真の演技で最後まで見どころがたくさんあるとても興味深い作品でした。作品観劇の前に、歌舞伎俳優の中村虎之介さんによる「歌舞伎の見方」という解説がありました。その際、本校生徒2名が舞台の上に上がらせていただき、歌舞伎の所作を教えていただいたり、花道を歩かせていただいたり、大変貴重な体験となりました。

以下、代表で舞台に上がった生徒の感想を紹介いたします。 


私は「歌舞伎」というものにふれるのが初めてだったので、とても楽しみにしていました。舞台のせりや回り舞台が実際に動いているのを見て、昔はこれが手動だったなんて、本当にすごいことだなぁと改めて感じました。舞台にのぼった時、「くろこ」の方の後ろで役者さんがカツラを取る、など客席からは絶対見えない部分が見られて嬉しかったです。また、退場時に船のセットに乗せていただけて、本当に貴重な体験をさせていただけたなぁと思います。予想していたよりもとても楽しい歌舞伎鑑賞となり、忘れられない思い出となりました。

 

私はもともと歌舞伎が大好きだったので、今回の歌舞伎鑑賞会をとても楽しみにしていました。最初に舞台が暗くなって、とてもドキドキしていました。まず歌舞伎の音楽や演目についての説明がありました。実際に舞台下手の黒御簾から不気味な音楽が鳴りだして、舞台が暗くなったと思ったら、花道から幽霊になった虎之介さんが出てくるなど、見ていてとても楽しく説明を聞くことができました。その後は、舞台に上がらせていただきました。見得を切ってみたり、女形の仕草は実際にやってみると結構難しかったです。また、目の前で女形の方や虎之介さんの演技や殺陣を見て、感動しました。最後は花道から船に乗って退場でした。二度とできないとても貴重な体験ができました。そして、「神霊矢口渡」を観劇しました。お舟さんの義峯に対する恋心が仕草や表情からとても伝わってきました。また、最後の人形振りはすばらしかったです!また歌舞伎を見に行きたいです!