グローバル学習・進路行事
Empowerment program~生徒の感想~
12月23日(水)~12月26日(土)の4日間で開催された「Empowerment Program for Young Women 2020」が終了しました。参加メンバー15名は、英語だけで真剣な議論を繰り広げた4日間だったため、やや疲れた様子ではありましたが、その裏には「やり切った!」という大きな満足感、達成感、そして自信に満ちた顔がありました。素晴らしい笑顔でした。プログラムは、「ジェンダー平等(SDGs5)」をベースに構成し、「ジェンダー平等とは」、「女性の社会進出について」、「現実に起きている問題について」をグループ間で議論し、今までの人生を振り返って自身のライフマップを作ります。そして、「Positive Thinking」、「My Identity」、「Leadership」について、さらなる議論を重ね、最終的に10年後のライフマップを完成させていくものでした。最終日にはプログラムの集大成として、各々が真剣に考えた自身の将来のライフマップについて、英語でプレゼンテーションを行い、ファシリテータ、4人のグループリーダー、そして生徒達からどのような努力が必要か、そのためには何をすべきか等建設的な講評をもらいました。全プログラム終了後、全員に修了証が手渡され、皆満面の笑みで受け取っていました。この修了証は、単なる4日間の研修の終了の証ではなく、これからの生徒の将来に向けた大きな道標となり、モチベーションの向上につながっていくはずです。参加者からは「最初は緊張して来るのが嫌だったが、楽しくなってきた」、「伝えたい気持ちがあれば、文法が多少間違っても通じることが分かった」、「英語を話すのが恥ずかしくなくなった」、「英語を話すことが楽しくなった」、「グループ内で決めたルールを意識して積極的に話すことができた」、「一日ずつ、話す声が大きくなってきた」、「頭の中で整理し、理論付けて話すようになった」、「お互いの国について話すことで考えの幅が広がった」等々、グローバル社会における女性の活躍推進に向けて、大きな収穫を得たプログラムとなりました。以下に、プログラムを終えた生徒達の感想を一部ご紹介します。
Y.N さん
エンパワーメントプログラムが終わった日の夜、私は初めて頬が張る感覚を覚えました。自分でも気がつかなかったのですが英語を話す時、いつもとは違う筋肉を使っていたようです。そのくらい4日間、私は話す事を精一杯楽しみました。 私がこのプログラムに参加した理由は、単に面白そうだったからです。これは今までの私の人生と同じです。私は物事を決めるときに明確な理由がないことが多く、自分の感覚で決めていました。ところが今回のプログラムではその考え方は通用しません。プログラム中は「Why do you think so ?」や「For example?」とよく聞かれました。はじめは意見の根拠が分からず悩んでいましたが、だんだん慣れてきて根拠の必要性に気づくことができました。 私は、せっかくの機会なので全力で取り組もうと決めていました。なので、質問も発言も文法構わず何度もしました。外国人のグループリーダーには休憩時間に友達と話すように会話を楽しみ、まるで、海外の学校に来たようでした。 私がこんなにも楽しめたのは外国人のグループリーダー達や皆んなの雰囲気も大きかったです。4日間言われ続けた事は「Be a positive thinker」です。これはみんな平等ということにも基づいていると思います。今回のお題は「女性のためのエンパワーメント」でした。私達はみんな平等です。「We are all equal so we have a responsibility to show your attitude.」と言われた時、私は自分自身を平等に扱っているだろうかと思いました。自分が受け身として参加すれば、自分で自分を不平等な立場に追いやり、それに甘えていると思ったのです。いつの間にか「Be a positive thinker」を言われた私達はお互いに妥協せず主体的に意見を言い合い、濃密で楽しい時間を過ごし、自然にお互いをリスペクトしていました。最終日には1人ずつスピーチもしましたが、今まであれだけ積極的で打ち解けた雰囲気、そして応援の気持ちを感じた事はありませんでした。私はこれこそ平等という事だと感じました。 どんな事も積極的になれば楽しむことができ、可能性が広がるでしょう。
「Are you a positive thinker? Everyone can be a positive thinker.」
A.S さん
At first, when the group leader asked a question, I waited for other group members to answer. I couldn’t say my opinion actively, because I do not have enough words and expressions. Even if I have an opinion, I didn’t have any courage to share it, and I was frustrated. However, group members and the group leader carefully listened to my poor English. Thus, I could get some confidence. In this Empowerment Program, I could learn many things. I could broaden my horizons with new information. We learned about positive attitude, gender equality, and leadership. It was a great chance to look at myself again. The most impressive topic for me was gender equality in foreign countries. It is because I had never heard about it and thought I have to think about not only Japan’s situations but also other countries’. There are many countries which have serious gender problems. It must be changed and we must not be distracted from it. This topic changed my mind of gender. Now I still feel frustrated when I speak English, but I want to speak English more. I feel like I can manage everything even if I am alone in the foreign countries. I want to study abroad in the near future and of course I keep studying English harder. I will never forget “If I never give up, I will get over anything!”.