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生徒の活動

本校の救急隊員(高校生)が防災体験ツアーに参加しました

“救急隊”とは高校生の希望者が所属できる本校独自の組織で、隊員は災害時に教員の補助役となり、校内での救急活動を率先して行います。日頃から有事に備え、担架訓練や非常食の準備などの防災教育を受けていますが、今回その一環として、期末試験後の7/8(金)に池袋防災館の防災体験ツアーに参加して参りました。以下、高一参加生徒の感想です。

今日は救護隊の活動で池袋防災館に行きました。防災館に行ったのは2度目でしたが、前回と比べて様々な災害に対する考え方や気持ちが変わったような気がしました。今回は20分ほど首都直下型地震についてのビデオを見たあと、3つの体験をしました。1つ目は震度7の地震の体験です。テーブルがあってその下に隠れるというものでしたが、テーブルの脚をしっかりと掴んでいても身体が動いてしまい、疑似体験とは知りながら焦りと恐怖を感じました。体験後はしばらく全身がふらつくほどでした。2つ目の消火器体験では、消火器の使い方を学び、実際に使ってみました。火元に当てるのが思ったよりも難しかったです。最後に体験したのは、煙体験です。煙体験では煙についての説明を受け、煙の充満した部屋から脱出しました。実際に比べて少量の煙だったにもかかわらず、息苦しさを感じました。今回の体験を通して、身近な災害について知識を深めることができ、貴重な機会となりました。また家族で災害に備えることの大切さを改めて強く感じました。(S.C.)

池袋防災館で、震災の危険性の確認、地震体験、消火器での消火訓練、火事から逃げる訓練の四つを行い、私たち高一にとって、初めての救急隊としての活動となりました。今までも大地震発生の可能性は認識していましたが、シュミレーションの映像を目の当たりにして、やっと実感が湧きました。また、震度7の揺れを体験してみて、普段は穏やかに見え、寄り添ってくれるように思える自然が、突然容赦なく人間に襲いかかってくるとき、私たちはきっと心に傷を負うだろうと思いました。しかし、そこで大切なのは自助・公助であり、つまり人間が生み出す力なのだと学びました。消火器も家にあるだけで安心していましたが、発射の仕方にまでコツがあり、学ぶことができて良かったです。火事の建物から逃げる練習でも発見があり、屈むと誘導灯が見えにくく、迷いやすいことを知りました。今回は、一緒にいた友達に助けてもらえて本当に良かったです。今回の訓練では、「普段できないことは、いざというときもできない」という現実を目の当たりにしつつも、知り、練習していれば命が助かる機会はとても多くあることを実感しました。今後も訓練を積み、救急隊として活躍できるようにしたいです。(M.T.)