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学習・進路生徒の活動

山種美術館を訪問しました

 4月27日(木)の放課後、生徒12名と一緒に山種美術館を訪問して、特別展「富士と桜」を鑑賞しました。

 山種美術館は日本画専門の珍しい美術館で、本校から徒歩5分ほどと至近の距離にあります。今回は、中学生を対象とする体験講座「博物館・美術館の素敵なモノを見てみよう!訪ねてみよう!」として企画し、中2・中3の生徒12名が参加しました。生徒たちは「富士」と「桜」という日本的なモチーフを楽しむ一方で、あまりなじみのない日本画の技法についても学ぶところが多かったようです。

【生徒の感想】

・日本画の絵具には、自然の素材を使っていると行く前に説明を受けたけれど、金色や銀色も実際の金や銀を使っていると知って驚きました。それを知って、絵のなかで金箔を貼っている着物の柄や光を眺めると、月も別な意味を持って見えました。

・今回は富士山と桜がテーマで、たくさんの「富士山」が描かれていて、画家によって富士山の見方が違うことを知り驚きました。同じ富士山なのに、私とは違いました。家から眺めている富士山ですが、「赤富士」のように見えることを期待して、眺めてみようかと思いました。

・通学途中に毎日前を通っていた山種美術館に入れて嬉しかったです。絵の題名に注目することは考えていませんでした。「醍醐」(奥村土牛の桜を描いた作品)だけ聞いてもわからなかったのですが、「豊臣秀吉のあの有名な醍醐寺の花見の……」と説明を聞くと、秀吉が見た桜まで風景が想像できるようにも思います。題の大切さを考えて、これからは自分もよく考えて美術の課題の題をつけます。