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広尾移転100周年記念ロゴマークの原画のご紹介

原画をもとに作成されたロゴマーク 原画をもとに作成されたロゴマーク

 今年、2023年をもちまして、東京女学館は広尾に校地を移転して100年目の節目の年を迎えました。そこで、広尾移転100周年を記念するロゴマークの作成を企画し、小学校・中学校・高等学校の全生徒に原画を募集しましたところ、50点余りの応募がありました。選考の結果選ばれた原画をもとにロゴマークを作成し、すでに特設ページにおいて発表させていただいております。

 ここでは、原画に選ばれた高校2年の池田奈那子さんの作品と、作品に込めた池田さんの思いをご紹介いたします。

【池田奈那子さんの言葉】

 「調和」というテーマを聞いて、最初に東京女学館の全校生徒が思い浮かびました。そのため、女学館生の象徴でもあるリボンを、シンボルマークにどうしても採り入れたくなりました。また、女学館のもつ長い歴史も、シンボルマークで何とか表現できないか、試行錯誤しました。

[表していること・もの]
 はじめに、リボンは、全校生徒の結びつきを表しています。私と母は女学館小学校出身なので、赤いリボンと青いリボンを組み合わせたデザインにしました。
 続いて、軌跡は、女学館の歩んできた長い歴史を表現しました。完成したロゴマークでは「Harmony」の文字の右下にありますが、原画ではリボンが蝶のように飛んでいる構造にしました。軌跡を交差させることで、女学館の歴史だけでなく、小学校と中学・高校との関わりも表現できたと思います。
 星は、完成したロゴマークにはありませんが、「末広がり」など縁起の良い意味を持つ「8」角の星にして、女学館の輝かしい未来を願いました。星の色は、校歌で制服のカフスなどの色を「むらさき」としているため、リボンの赤と青を混ぜて紫色にしています。

[原画制作秘話]
 私は蝶が好きなので、蝶結びのリボンを蝶に見立ててデザインしました。
 アルコールマーカーで着彩したのですが、赤や青はより現物の色味に近いものを吟味し、モノクロになったときに色差をつけるため、2色の明度は異なるものにしました。
 「TJK」のフォントと「Anniversary」の筆記体は、自分でレタリングしたものなので、ロゴマークでそのまま用いていただけて嬉しかったです。

[原画に込めた思い]
 「女学館の歩んできた長い歴史は、全校生徒と伝統の『調和』によって刻まれてきた。これからも輝かしく明るい未来へ向かってほしい。」という思いを込めました。

[選考で選ばれた感想]
 50点余りと多くの応募があった中で、私の作品が選ばれたのはとても嬉しいことです。また、広尾移転100周年という記念すべき年に関われたことを大変光栄に思います。
 今後、このロゴマークをご覧になる際に、東京女学館の歴史を感じていただければ幸いです。

【そのほかの応募作品】

 そのほかにもたくさんの素敵な応募作品がありましたが、ここでは評価の高かった4点の作品をご紹介いたします。