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学習・進路

中2学習講座で国立劇場の歌舞伎教室に参加しました

 6月10日(土)、中2では、有志の生徒40名で、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に参加しました。今回は、中2対象の学習講座「中2STEAM教育講座 Part1」の一環として企画しました。
 事前に校内で歌舞伎の基礎知識をクイズ形式で身につけてから、「日本振袖始―八岐大蛇と素戔嗚尊」を鑑賞しました。前半では歌舞伎役者の中村虎之介さんと中村祥馬さんの楽しい解説で、「歌舞伎のみかた」を教わりました。解説を聞いたあとで、本編となる「日本振袖始―八岐大蛇と素戔嗚尊」の世界に生徒も引き込まれていました。

【生徒の感想】

・私にとって、歌舞伎特有の言葉の意味や物語の構成を理解してから歌舞伎を鑑賞するのは初めてでした。今回の舞台で一番印象に残っているのは、八岐大蛇の表現方法です。8つの頭を持つ、人間とは全く異なる姿をしている役回りを、同じ衣装を身につけた8人で、まるで1人の人間が分身している様に演じていました。動画などで観るものより遥かに迫力があり、物語に引き込まれるように感じました。

・今回、初めて国立劇場に行って歌舞伎を見ました。今までは歌舞伎がどういうものかあまり分かっていませんでしたが、実際に歌舞伎をみて、素直におもしろいと思いました。話の内容は理解が難しいところもあったけれど、役者さんたちの表現で理解することも出来ました。

・事前に配られていた台本は、普通に音読をすると5分もかからなさそうな長さだったのにも関わらず、それを音楽などを含め1時間以上かけて表現できることに驚きました。機械的な音は一切使わず、どれも人の手によって出された音で細かいところまで表現されていて、素晴らしかったです。

・歌舞伎は今まで一回も見たことがなかったので内容が頭にあまり入らないかなと思っていたのですが、一階席だったこともあって、初めて見たのにも関わらず、すぐに内容が入りました。今回の歌舞伎での最大の魅力だなと思った点は、八岐大蛇の衣装と分身の場面です。また今回のような日本の文化に触れる機会があったら、ぜひ参加したいです。