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学習・進路生徒の活動

救急隊の生徒が池袋防災館で防災体験をしました

 7月8日(土)、豊島区にある池袋防災館で高1の救急隊の生徒たちが防災体験をしました。
 防災館(都民防災教育センター)は、東京消防庁が設置・運営する施設で、都民が防災に関する知識や技術を学びながら火災や地震の疑似体験ができる防災体験施設です。防災館は池袋・立川・本所の3箇所がありますが、本校では毎年、救急隊の生徒が池袋防災館で防災体験を行ってます。
 当日は、①「地震コーナー」で東日本大震災レベルの揺れを体験、②「消火コーナー」で消火器を使った初期消火体験、③「煙コーナー」で煙の中での退避体験、④「VRコーナー」でVRを利用した被災体験、の4種類を体験し、計100分におよぶ充実した防災体験となりました。
 救急隊が実際に出動する機会が来ないのが望ましいのですが、いつ降りかかるか分からない災害には、日頃からの備えが大切ですね。

【生徒の感想】

 初めての救急隊としての活動で、すごく勉強になりました。特にVRの体験では、実際にその場にいるような感覚で、地震や火災、風水害などを体験しました。その場合の注意する点などを教えていただいて、今後の活動や災害が起きた時に生かせられるようにしたいと思いました。(高一 A.M.)

 「もし自分の身に火災や大地震などが起こったら?」。きっと今回の体験を受ける前の私だったら、「周りにいる大人の人に助けてもらう」などと答えていたと思います。しかし、私は防災体験を通して、本当に命の危険を感じた時は自分で自分を守らないといけないということを身をもって学びました。「良かれと思ってやった行動が自分や他の人の命をもっと危険に晒してしまうかもしれない」ということを知り、自分や大切な人を守るためにも、普段から防災について学び、知識を身につけておくことが大切だと思いました。とても貴重な経験をありがとうございました!(高一 A.M.)

 救急隊になって初めての訓練で、防災館に行ってきました。地震、煙、消火について学び、最後にVRで被災者の視点で災害を見ました。
 地震コーナーでは、震度7の東日本大震災を再現した地震を体感しました。想像はしていましたが、すごい揺れで、テーブルにしがみついていてもじっとしているのが大変でした。地震と言うと「グラグラ」のイメージでしたが、「ギュギュンッ」の方が近いと感じました。
 煙コーナーはずっと姿勢を低くしたまま進むのが、思っていたより大変で、たいした距離ではないのに、終わったあとかなり疲れを感じました。真っ暗の中、私は前の人の背中について行くだけでしたが、先頭だったら大変だろうなと思いました。
 消火コーナーでは以前に行ったキッザニアでの体験を思い出しました。ピンを抜かなければならないことは知らなかったので、知れてよかったです。
 VRはかなり実際の視界に近いように感じられて、本当に大地震や火事を目の当たりにしている感覚でした。いちばん印象的だったのは地震のVRで、家の中がめちゃくちゃになっている状況や、自分の方に食器棚などが倒れてくることは本当に怖いと思いました。
 知っている、というだけで色々対策ができるし、災害の怖さを通じて備えることの大切さを改めて感じました。災害が起こったらどうするべきか、今一度、家族と話し合おうと思いました。(高一 M.K.)

 私は今回、人生で初めて防災体験を行いました。地震体験、煙体験、消化体験、VR体験の4つを行い、日頃から自然災害に気を付けておくことの大切さを学びました。
 特に印象に残ったのは、地震体験でした。私は東日本大震災の時、日本におらず、小学校の頃も防災体験をしたことがなかったため、今回が初めて大地震を体験する機会となりました。実際に体験してみると、立っていられないくらい激しい揺れで、机にしがみつくので必死でした。今回は机もあったし、地震が来ることも知らされていましたが、もしこれが夜中で寝ている間だったらどうなっていたかと考えると、ぞっとします。家に防災グッズを置いておいたり、近くの避難場所を家族で確認したりして、いざという時に備えたいと思います。(高一 A.I.)