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生徒の活動

高1救急隊の生徒が普通救命講習を受けました

 9月2日(土)、高校1年生の救急隊の生徒24名が普通救命講習を受けました。
 渋谷消防署のご指導を受けて、胸骨圧迫とAEDによる心肺蘇生法の練習に加えて、気道異物除去や止血法についても学びました。保健体育の授業でも心配蘇生法については触れていますが、今回はより実践的な訓練を受けることができ、生徒たちも救急隊としての責任感と使命感を新たにすることができた様子です。
 関東大震災から100年が経ち、首都圏でも大地震による大規模災害がいつ発生してもおかしくない状況です。救急隊だけでなく、全員が防災意識を高めて、備えをしていかなければならないでしょう。

【高1生徒の感想】

・今回、救急の講習に参加して、保健の授業ではできないような良い経験が出来ました。実際に訓練用のAEDに触れていろいろな種類があることを知り、どんな種類のAEDにも対応できるようになりました。さらに年齢別の気道異物除去についても学べました。1分くらい胸骨圧迫をやってみて、これを通報してから救急の方が来るまで続けるのはとても大変だと思いました。最後に認定証をもらえたので、傷病者が少しでも社会復帰できる可能性を上げるために、目の前で人が困っていたらすぐに行動をとれるようにしたいです。

・倒れた人が社会復帰できるかどうかは、倒れてから救助が開始されるまでの時間が勝負だということを知りました。講習で、倒れた人への声の掛け方や周囲の人への指示の出し方を実際にやってみたことで、倒れている人を前にした時に躊躇せず行動できるという自信につながりました。そういう場面に遭遇したら、今回の経験を活かして周りの人と協力して手際よく人命救助ができるといいなと思いました。

・昨年度、保健の授業内でも胸骨圧迫やAEDによる心肺蘇生法を学びましたが、今回の講習ではそれに加えて乳児や小児の心肺蘇生法、気道異物除去、止血法についても学びました。特に心肺蘇生法は胸骨圧迫の深さや早さについて的確なアドバイスを直接いただいたり、コロナ禍であるからこその注意点についても教えていただきました。AEDについても、種類が違うと使用方法も異なるため、どんな状況でも対処できるよう、何度も繰り返して練習を行いました。また、傷病者に対して一刻でも早く早期認識と通報、一次救命処置を行うことで、助かる可能性やけがや病気の治りがよくなると教えていただき、もし万が一、そのような状況になった時は、今回の経験を活かして、いち早く救命処置を行いたいと思いました。誰かが突然倒れたり、反応がない人を見かけた場合でも、まずは勇気を持って行動へ移すことへの大切さを学ぶことができました。

・今回の訓練では、渋谷消防署の方々に来ていただいて、本格的な訓練を受けてました。心肺蘇生法やAEDの使い方など、もしものために備えた訓練をしました。今まで保健の授業で教わらなかったことまで、救急ならではのことをたくさん学べる良い機会でした。今後に活かせるように頑張ります。

・以前に救急で渋谷の防災館へ行ったときに、東日本大震災の時の体験をして、急にこの揺れが来たら多くの怪我人が出るのだろうと思いました。友達がもし怪我をしてしまった時にすぐに応急処置を出来るかと言われたら、出来ないだろうと感じました。今回、実際に現場で働かれている方から、応急手当て、心肺蘇生の方法などを教えていただき、もし緊急事態に遭遇しても以前より冷静に処置できるようになったと思います。最も大変だったことは、心肺蘇生をしながらAEDを開け、電極パッドを素早く貼り、また心配蘇生に戻らなければいけなかったことです。心肺蘇生は救急の方が到着するまで続けなければならないため、体力と集中力が必要だなと感じました。体育の授業で体験した時とは違って、救急の方から直接アドバイスをいただいたので、何か起きた時のためにもしっかり忘れないようにしたいです。とても貴重な経験をすることができました。