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学習・進路

高校2年の古典の授業で東京女子大学の先生による『源氏物語』の特別講義を行いました

 10月23日(月)、高校2年の文系必修「古典探究」の授業で、東京女子大学の先生をお招きして特別講義をしていただきました。
 東京女子大学は高校1・2年の「総合的な探究の時間」の取り組みでお世話になっている関係がありますが、この日は現代教養学部人文学科日本文学専攻の今井久代教授にご来校いただき、『源氏物語』について講義していただきました。専門の研究者のお話を伺って、生徒たちは新鮮な刺激を受けた様子でした。

【生徒の感想】

・若紫の小さな行動のひとつひとつ、描写のひとつひとつが、彼女の規格外さと同時にかわいらしいと読者が感じられるしかけになっているということが印象に残りました。顔が赤くなったりこすったりしたシーンは、すべての因果関係や状況を描きすぎないことで、あえて読者に想像の余地を与えているのかもしれないと思いました。

・先生が原文からすらすらと訳をしていて、語句の説明も交えてお話しされていたことが、とてもすごいなと思ったのと、頭に入ってきてわかりやすかったです。現代とその時代の差異すらも、紫式部の文才でカバーし、先回りすることで、読む人を問わず誰もとりこぼさない点が「ほぉ…」と感じました。楽しかったです。これから発表をする予定なので、原文からその人の特徴、誰の目からこう見られているのかなど、いろいろな視点を拾ってみようと思いました。