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グローバル学習・進路生徒の活動

模擬国連同好会の高2生徒が第17回全日本高校模擬国連大会・本大会に出場しました

 11 月 11 日(土)・12 日(日)、渋谷区の国連大学本部ビル(UN ハウス)にて開催された第17回全日本高校模擬国連大会・本大会に、本校の模擬国連同好会に所属する高校2年の生徒2名が出場しました。
 数ある模擬国連の大会の中でもこの全日本高校模擬国連大会は全国から強豪校が集まる最大規模の大会であり、本校は2015年の第9回大会から参加して今回が7回目の本大会出場です。
 今回の本大会では、9月の予選会を突破した83組のペアが2つの議場に分かれて、それぞれの担当国の大使となって会議を行いました。議題は「ロシアの侵略に起因するウクライナの人権状況」(Situation of human rights in Ukraine stemming from the Russian aggression)。
 本校の高2のペアも予選会を通過して本大会に進み、リトアニアの大使として奮闘しました。残念ながら受賞することはできませんでしたが、次につながる貴重な経験を得ることができました。
 本校では、昨年度まで模擬国連委員会というかたちで活動をしてきましたが、今年度からはより安定的・持続的なかたちでの取り組みが続けられるようにするために「模擬国連同好会」というクラブ活動の組織に変更しました。この大会で上位に入賞したチームはニューヨークで開催される国際大会への出場資格を手に入れることができます。模擬国連同好会では、国際大会への出場を目指して頑張っていますので、応援よろしくお願いいたします。

【生徒の感想】

 全日本高校模擬国連大会・本大会に、リトアニア大使として参加しました。昨年は予選会に出場させていただきましたが、他校のレベルの高さに圧倒され、また自分達の力も十分でなく、本大会に進出することができずとても悔しい思いをしました。そのためこの1年間、他校の会議に積極的に参加し、本校内でも女学館会議を開催して経験を積んできました。
 模擬国連はペアで参加し内政と外交に分かれて会議を進めていくのですが、私は外交担当として他のグループの情報収集や決議案作成時に自分達のグループに入るよう他国の大使を説得するなど、各国の大使との交渉を主に行いました。
 1日目は特にグルーピングが難航して議場が混乱してしまい、自分の実力不足を実感しました。そこで帰宅後に他の大使の動きや情報を整理して自分の中で作戦を練り、2日目は外交同士の結束力を高めることを意識しました。実際には全ての参加国が合意できる目標を提案して国際益を追求しつつ、自国の国益も守り切れるように尽力することは難しいです。議題も大使も非常にハイレベルで当日は戸惑いましたが、模擬国連の集大成として今まで練習会で積んできた経験を最大限に生かすことができたと思います。
 模擬国連では、英語だけでなく、情報収集能力・分析力・判断力・コミュニケーション力が必要とされ、1日大会に出るだけで脳が非常に疲れてグッタリします。それでも達成感があり、得るものが非常に大きく、楽しいと感じます。現実社会でも自分の利益だけを主張していては上手く回らないし、いかに情報を駆使しながら周りと調和して進めていくかということは何事においても必要な力であると考えています。失敗や反省も含めて模擬国連で学んだことを今後の自分に活かし、更に成長していけたらと思います。
 改めて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。(K.T.)

 

 模擬国連に出会ったのは高校1年の春、教室に貼ってあったポスターでした。そして友達が「一緒にやろう」と誘ってくれたことが、私の模擬国連の始まりでした。やれることは何でも挑戦してみたいと思っていたので、模擬国連に興味を持つより前に同好会に申し込んでみました。
 模擬国連を始めたばかりのころは、全てが複雑に見え、混乱しました。たくさんの疑問を抱えたまま初めて参加した他校との練習会で、私に与えてくれた衝撃をずっと忘れません。もっと上達したいという気持ちが沸き、疑問の解決と問題の理解を繰り返して、憧れていた全国大会に出場できたことを本当に嬉しく思います! 経験が増えていくごとに「私、成長してる」と感じられると楽しく思えました。
 私を誘ってくれた友達は、今となってはペアとしてたくさんの国の大使を一緒に経験できた、かけがえのない相棒です。
 そして模擬国連を通してたくさんの学外の仲間にも出会うことができ、本当に楽しかったです! ありがとうございました。(M.F.)