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グローバル学習・進路

国際学級進路学習会「エストニアから学ぶ国際社会で活躍するための女性のアントレプレナーシップ」を開催しました

 12月9日(土)、国際学級の卒業生の並木真衣さんをお招きして、国際学級の生徒・保護者対象の進路学習会を開催しました。
 並木さんは、本校の国際学級を卒業後、アメリカのリベラルアーツ大学に留学し、現在はエストニアと日本をつなぐお仕事で活躍されています。
 ご自身の女学館での過ごし方、卒業後の進路選択・留学経験とキャリア形成を振り返ってご紹介いただいたうえで、ヨーロッパの小国エストニアで国際的に活躍する女性を数多く輩出しているアントレプレナーシップ教育のワークショップを行っていただきました。

 当日は、中学2・3年の生徒・保護者、約30名が参加しました。生徒たちは年齢も近い卒業生の話に多いに刺激を受けた様子で、終了後には卒業生を囲んで質問攻めにしている光景が見られました。

【生徒の感想】

 今回、並木さんのお話を聞いて、自分の視野が広がったように思います。並木さんは大学卒業後、エストニアでお仕事をされているとお聞きしました。その中でいちばん驚いたことは、奈良県宇陀市の中学生を受け入れ、教育カリキュラムを組み、参加してもらうというプロジェクトを遂行なさったということです。日本とエストニアを結び、さらに日本と現地の子どもたちの交流についても考えていて、率直にカッコイイなと思いました。一見すると計画の段階で実現困難に思われるプログラムにも粘り強く取り組み、最終的には成功させたその姿にとても刺激を受けました。
 また仲介人(通訳)として、ただそのまま訳すのではなく、お互いがハッピーに思えるよう、言い回しや伝え方を考えながら翻訳しているとお聞きしました。言語力以外にも様々な知識や経験が必要だということを聞き、様々な能力を駆使して取り組むお仕事だなと思いました。並木さんは自分のお仕事に誇りを持ち、楽しんでいると感じました。私も将来、自分の仕事に胸を張って取り組んでいけるように、これから日々頑張っていきたいと思います。並木さん、ありがとうございました!(中3 Y.I.)

 私は今まで海外大学への進学や、海外で働くということについて考えたことがなかったので並木さんのお話を聞いてすごく楽しそうだと感じましたし、一人で海外に羽ばたいて行くなんてカッコいいなと思いました。また、高3の途中までは国内大学に進学予定だった中で、高3の夏から海外の大学に行くために勉強をし始めたとおっしゃっていたのでとても驚きました。海外大学への進学には相当の覚悟が必要だと思いますし、それ相応の勉強もしなければならないので本当にすごいなと思いました。これからの女学館生活でやっておいた方が良いことのアドバイスもくださり、自分の将来の視野が広がりました。こんな貴重な機会はなかなかないのでお話を聞けてよかったです。(中3 N.O.)

 今回の講演会を聞いて、アメリカ留学にとても興味を持ちました。特に、日本以外の国に留学することで、その国独自の文化を知ることができるとともに、大学では様々な国から留学生が来ているので、その文化も知ることもできることに魅力を感じました。並木さんも海外での経験にとても刺激を受けたとお話ししていたので、私も海外を視野に入れてみるのも一つの選択肢だと思いました。(中3 Y.K.)

 並木さんには、エストニアの魅力や、海外の大学に進学したことについてお話していただきました。エストニアには、日本とはまた別の魅力が沢山あり、並木さんの話を聞いてとても訪れてみたくなりました。また、並木さんは高3まで海外の大学に進学する予定はなかったとお聞きして、とても驚きました。海外の大学に進学するためには相当な勉強量が必要だと思うので、すごい努力だと思いました。今後の学校生活についてのアドバイスなどもしていただき、とても有意義な時間でした。今回の講演を通して、自分の将来の選択肢を増やすことができた気がします。(中3 H.H.)

【教員の感想】

The other day, we were privileged to have Mai Namiki, a graduate of the International Class, visit us to talk to her little sisters. It was a fascinating and highly motivational talk which recalled her times as a student here at TJK, her experiences as a university student in the United States, and the work she is doing now for a company that is connecting Japan with Estonia.

The students were told how important it was to be able to say your own opinions about any topic, and how they should not be lulled into thinking that simply memorizing things is “learning”. She recalled how she had to completely change the way she approached her studies when she entered an American university. She encouraged the students to always be conscious about how they feel about issues they see in the news, and think about why they feel that way.

Her talk about Estonia was particularly fascinating as she explained how she came across her job, and how she knew almost nothing about Estonia before starting her work. It is a country that reinvented itself by embracing technology in the aftermath of the collapse of the former Soviet Union. The small country has become a world leader in education and high tech industries. She explained how it has managed to grow through “possibility thinking” and how Japan could learn a lot by adopting a similar attitude towards innovation. I’m sure that she left the students thinking about the many possibilities that lie in store for them in the future! (J.U.)