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高等学校の卒業式を挙行いたしました

 2024年3月2日(土)、東京女学館高等学校は卒業式を挙行しました。
 卒業する高校3年生は、わずかな期間での集中的な練習のみで本番に臨みましたが、全員が一人ずつ学校長から卒業証書を受け取る証書授与をはじめとして、すべて滞りなく進めることができました。初めて歌う「卒業の歌(花はうるはし)」ほかの合唱も力強く講堂に響き、この学年の実力を十分に発揮してみせてくれました。
 在校生総代の送辞に続く卒業生総代の答辞では、行事やクラブ合宿など楽しみにしていたイベントが突然のコロナ禍によって次々と奪われた悔しさに言及しつつ、その逆境を協力して乗り越え、一緒にたくさんの思い出を築いてきた掛け替えのない級友たちへの感謝の言葉が述べられました。その言葉は多くの生徒の感動を誘い、目を潤ませている姿が多く見られました。
 卒業生の皆さん、改めて卒業おめでとうございます。これからは東京女学館で身につけた力に自信を持って、それぞれの道を切り拓いていってください。つらいときや苦しいときには遠慮なく母校へ元気をもらいに来てください。教職員一同、皆さんとの再会を楽しみにしつつ、皆さんの活躍と幸運を祈っています。

卒業記念のモザイク画

 卒業式に先立つ2月28日(水)、高3の生徒がタイルで制作したモザイク画を、噴水広場の一角の壁面に貼り付ける作業を行いました。
 このモザイク画は、体育大会のプロムナードで高3の生徒全員で演じた人文字の言葉を図案化して制作し、卒業の記念として残していくことが慣例となっています。タイルを専用のニッパーで割ってピンセットで並べていくという根気が求められる作業ですが、制作を担当した生徒は丁寧に取り組んで7日間ほどで完成させました。制作した2名の生徒が作品を貼り付ける際には、たくさんの高3の生徒と教員が集まって作業を見守りました。美術が専門の校長が駆けつけて手助けする一幕もあり、無事に作業を終えることができました。
 今年度の高3が選んだ言葉は「奏功」。黄色とピンク色の明るい色彩の中に女学館カラーのブルーで描いた「奏功」の文字は、コントラストが効いて鮮やかに浮かび上がり、とても目を引く作品に仕上がっていました。歴代の卒業生たちが残した個性豊かな作品が並ぶ噴水広場の壁面に、また一つ素敵な作品が仲間入りしました。

制作した生徒の言葉

 「奏功」の意味から連想して、目標に達するまでの軌跡を表現しました。また、私たちの学年の雰囲気をイメージし、見た人の心が明るくなる色を選びました。