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学習・進路

「第28回 算額をつくろうコンクール」において中学3年生が奨励賞を受賞しました

 特定非営利法人 和算を普及する会主催「第28回 算額をつくろうコンクール」において、中学3年の生徒が奨励賞を受賞しました。
 中学3年の数学の夏休みの課題として提出された応募作品の一つです。
 1月15日の講堂朝礼にて、校長先生に表彰していただきました。おめでとうございます!

受賞した生徒の感想

 「算額」という言葉をご存知でしょうか? 自分で考えた数学の問題・答を絵馬にして社寺に奉納したもののことなのですが、江戸時代を通して流行していたそうです。夏休みに算額を作るという課題があり、その時私ははじめてこの言葉を知りました。
 正直なところ、私は数学が得意ではありません。ましてや問題を作ることなど考えもつきませんでした。和算を理解することも難しく、はじめは戸惑うことばかりでした。
 そこで、算額についての映画を観たり、算額が飾られている神社へ本物を見に行ったりすることで知識を深めていきました。そうすることで、当時の人々がどのように数学と向き合ってきたかを知り、算額が過去と現代を繋ぐ手紙のように感じられました。
 このコンクールを通して、先人から、日常生活の中に数学の面白さが沢山詰まっていることを教えられ、また、学問を極めたいという願いはいつの時代も変わらないのだと実感しました。(中3 A.U.)