TJK Life
BLOG

行事

中学校入学式

 4月8日(火)、中学入学式を挙行いたしました。
 穏やかに晴れて春の日差しが暖かく、桜の花も見頃のまま、絶好の入学式日和となりました。
 保護者と別れて慣れない校舎に入ってきた新入生は、緊張した面持ちでしたが、上級生が優しくロッカーの場所や教室の座席へ案内すると、安心した表情で席に着いていました。
 講堂では、校長・館長からの祝辞に続き、在校生を代表して中学生徒会長が歓迎の言葉を述べると、新入生代表もとても立派な挨拶を返しました。合唱部による校歌の紹介、オーケストラ部による歓迎演奏は迫力があり、新入生も聴き入っていた様子でした。
 今年は桜の花がよく残っていて、天気も良く、とても気持ちの良い一日となりました。クラスによっては、教室の窓からまぶしいほど満開の桜の花が見えていました。グラウンドの桜の樹は例年開花が遅く、まるで新入生を待っていたかのように入学式の頃に満開を迎えます。講堂での式典の後、グラウンドの桜の下でクラスごとに生徒・保護者が一緒に記念写真に収まりました。
 これからオリエンテーションなど、様々なイベントが続き、授業もスタートしていきます。楽しみながら色々な経験を積んで、少しずつ着実に成長していきましょう。
 改めて新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

学校長より

 東京女学館は、1888年に創立されてから137年という長い歴史のある女子校です。先人たちが今日まで築いてこられた「人と人との繋がり」を大切に想い、皆さんも女学館の歴史を紡ぐ一人として自覚と誇りを持ってください。
 本校の教育目標は「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」です。知的好奇心を持ち、自ら学び考え、感性や心を豊かにしていく中で、他の方への思いやりに溢れる、品性のある人として成長することを目指しています。
 東京女学館でしっかりと学び、身に着けた力をもって、将来は様々な文化や習慣を持つ人々と手を携えて、社会や世界の平和に貢献していくことも大切なことです。そして何よりも皆さん自身が豊かな心を持ち、幸せな人生を送ってほしいと願っています。
 これから始まる中学校生活を前に、皆さんに3つの言葉を送ります。
 一つ目は、「心身の健康とバランス」です。食事をしっかりと摂り、よく睡眠をとり、体調を整えてください。そして毎日楽しく、学校に通ってくることが第一です。
 二つ目は、「相手を思いやる心」です。例えば、相手の方と約束した時間を守ることや、相手を敬う心をもって言葉がけをしたり、丁寧に接したりできる事が大切なことです。そしてこれは、本校が大切にしている「品性」にもつながります。
 三つ目は、「楽しく学ぶ心」です。中学校からは教科担任制といって各教科の先生がそれぞれの専門性をいかした授業を行います。数学・美術・技術家庭などの新しい科目も出てきます。学年が進み専門性が深まるにつれ、時に失敗もあるかもしれません。何度も挑戦することでやがては「学びを楽しむ心」がわかってくるものと考えます。
 皆さんは、この3つの言葉を大切にして学校生活を送ってください。これからの学校生活が皆さんにとって実り多きものになりますよう、心より願っております。