学習・進路行事
中学3年 キャリアガイダンス「15歳のハローワーク」を開催しました
2月5日(木)、東京恵比寿ロータリークラブの皆様をお招きして、中学3年生を対象にキャリアガイダンス「15歳のハローワーク」を実施しました。高等学校への進学を間近に控え、自分の将来の進路を考え始める時期に差しかかっている生徒たちにとって、様々な分野の最前線で活躍する方々から直接お話を伺うことができる大変貴重な機会となりました。
最初に講堂で講師の方々をご紹介する全体会を行った後、【社会保険労務士】【設計・デザイン】【起業・SDGs】【銀行・金融】【公認会計士】【出版・編集】【経営】【弁護士】【医師】【情報サービス】【弁理士】の11の職業ごとに分かれて、それぞれお話を伺いました。
講師の皆さんは、それぞれご自身のキャリアに裏打ちされた具体的なお話しをしてくださっただけでなく、働くとはどういうことか、職業とはどのように選ぶものか、どのようなことをしておくことが将来のキャリアにつながるかなど、生徒たちが進路やキャリアについて考え、今からできること、今やっておいたほうがよいことなど、人生の先輩として温かい激励をくださいました。
本校の中3では、本人の興味・関心から大学での学問分野・職業の適性度を測るアセスメントテスト(学びみらいPASS)の受検など、本格的にキャリア教育に取り組み始めています。高校1年次には、箱根研修旅行において自分の夢を語る「3分間スピーチ」や、高校2年からの文系・理系コース選択を控えています。今回の「15歳のハローワーク」が、中3の生徒たちにとって進路やキャリアについて考え始めるきっかけとなり、今後の学業や様々な活動に取り組む動機づけとなることを期待しています。
生徒の感想
【経営】私は経営者ってすごいなと思い、申し込みました。話を聞いてみると、社長はもっと遠い存在かと思っていましたが、意外と社員や私たちと近い存在だなと思いました。「お客さんの“ありがとう”の数だけ会社が大きくなる」と聞き、会社を経営するためには、やはりお客さんや社員を思うことが大切だと学びました。また、「何年も会社を続けるために、誠実で隠しごとがないことが信頼につながり、その信頼がいつか自分が困ったときに助け舟を出してくれる」と仰っていて、経営者にならなくても人間として大切なことを学べたと思います。
【公認会計士】まだ将来何をやりたいのかは全く決まっていない中で、「かっこよさそう」「どのような仕事をしているのだろう」と一番思ったのが公認会計士のお仕事でした。実際にお話を聞いてみて、とても目立つような職業ではないけれど、社会にとって、とても重要なお仕事だということがわかりました。SNSや両親の話を聞くと、公認会計士になるのはすごく大変だと感じ、あきらめかけていたけれど、もちろんとても苦労するけれど、銕川さんが詳しくいろいろなことを教えてくださって、改めて目指してみたいと前向きな気持ちになることができました。大人になるにつれて、大変なことや悩むことがたくさん増えるのだと思うけれど、前向きに自分の将来と向き合っていきたいです!
【情報サービス】今回講義を聞くまで、AIやアプリなど、すごく難しい仕事をしていると思っていたけれど、情報という私たちの生活のまわりにあふれている身近なものを正確に処理し、快適にするための仕事だと知ることができました。お客様のあいまいなニーズに対して、いかに貢献できるか、時に徹夜もしながら模索する、とてもやりがいのある仕事なんだと思いました。仕事のやりがいについて話すときの湯野川さんがいきいきしていて、本当にうれしそうだったので、なおさら、この業界に興味がわきました。情報サービスといっても、その中にさまざまな職があるとわかったので、この先、もっと発展していくであろうこの業界について、もっと調べてみようと思いました。
【設計・デザイン】貴重なお話をありがとうございました。建築士というお仕事や、白崎さんのお仕事に対する姿勢にすごく感銘を受けました。やってみたいことがたくさんあるこの時期に、挑戦することを止めずに何事にも“やってみる”という白崎さんのマインドによって、いろいろなことに気づかされました。中高生時代の残り3年ちょっとを、有意義に、たくさんのことにチャレンジしながら、将来白崎さんのような大きな存在になれるように頑張ります。本当にありがとうございました。
【医師(精神科医)】本日はとても貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。『ライ麦畑でつかまえて』の詩のように、崖っぷちから落ちそうな人を助けられるようになりたいという使命感がかっこいいな、と思いました。医師は最初から決められた道、真面目な人がなっているというイメージがあったので、山田先生のお話を聞いて驚きました。でも、そのような過去がある方がお医者さんの方が、患者さんの気持ちにすごく寄り添うことができるのかなとも思いました。また、そのような過去があるからこそ精神科医として仕事をされていても自分の気持ちを強く保つことができるのかなとも感じました。この先、自分も失敗や成功など様々なことを経験すると思いますが、無駄なことはないのだということを心の支えにして頑張りたいと思いました。
【銀行・金融】私は今回、一番興味を持ってこなかった「金融」にしました。その結果、銀行はただお金を預けたり引き出したりするだけだと思っていましたが、人とのつながりや知らなかった仕事を知ることができました。私の中で印象が強いのは、10年経っても仕事仲間と仲の良い関係が続くことでした。ただ仕事をするときだけ仲良くしていればよいのに、そのような関係を築ける職業だと思っていなかったので、印象強いです。大変だけれど、楽しいそんな職業はとても良いと思います。なので、将来、私もそのような仕事に就けたらいいと思います。
【社会保険労務士】私は昔から人の目が怖くて興味があってもチャレンジせず、あきらめることが多かったのですが、今回、先生が「ときめくことがあってまよっているならチャレンジしてみる」、「できなかったことがあったとしてもそれは財産となる」と仰っていたのがすごく心に残って、小さなことでもいいから挑戦してみようという気持ちになりました。また、今の私は自分のコンプレックスを気にしすぎていますが、自分の良いところを引き出していくほうがもっと素敵な自分に、そしてなりたい自分に近づけるんじゃないかと思いました。本日は大変貴重なお話をとてもやさしく教えてくださり、ありがとうございました。私の将来なりたい自分は、先生のように仕事を楽しみ、人を笑顔にできる人だと思いました。本当にありがとうございました。
【弁護士】弁護士というと、ドラマのように法廷に出て、有罪か無罪かをめぐって、被告人と協力するイメージでしたが、会社や組織を相手とすることがお仕事にあることは初めて知り、とても驚きました。さらには、ラグビーの規則作りなど、「ルール」に関することにも対応されていることがわかってよかったです。また、司法試験だけではなく、難しい道ですが、予備試験があることもわかってよかったです。どうしても文系の最高峰だと思っていましたが、今学んでいることすべてが、結果的に必要になるんだな、と思いました。まだまだ将来に向けて時間がある今から、人付き合いを大切にして、積極的に何でもトライしてみようと思います。
【起業・SDGs】滝川先生のお話には、いくつもの感激する言葉がありました。特に「数学的(売り上げ)なものよりも、人の関係の質を上げることが大切」というのが心に残りました。私はスポーツをしていて、毎回結果を重視し、毎日どなられて、心が折れそうになることが多いです。どなられ、叱られることで成長できることもあると思いますが、先生が仰っていたように人の関係の質を上げて内的コントロールをすることは、今後生きていく中で、本当に重要だなと思いました。心の健康、強結合をつくる、高い目標をつくる、CSV (Creating Shared Value) を大切にするなど、重要だなと思いました。これから感性を磨いて、『成功の哲学』も読みたいと思います。
【弁理士】とても貴重な時間を過ごせて楽しかったです。最初は弁理士は弁護士みたいなちょっと固めなお仕事なのかなと思っていたのですが、自由の幅が広くて、外国語の勉強をがんばってきたり、機会の研究をがんばってきたりなど、弁理士になることでこれまで特にがんばってきた分野が大きく活かされるお仕事だなと思いました。そして今一番問題視されているAI事情についても聞けたし、弁理士のリアルな声というようなものも聞けて、とても素敵なお仕事だな、と思いました。田辺さんから、「まだそんなにしっかりと将来の職業を決めなくても良いと思う」と言われたときは、肩の荷が下りた気がして、とても気分が楽になったし、今は好きなものを極めて行こうと思いました。