学習・進路
オンライン授業実践報告④~おうちで作ろう~
本校では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「学びを止めない」を合言葉に、4月当初よりオンラインによる遠隔授業の在り方を模索し続けてまいりました。家庭科では5月のオンライン開校以降、調理についての授業動画を配信しています。本日は高三の選択授業の「食物」での取り組みをご紹介します。この授業では「世界の料理」テーマに学習しています。通常は3~4名の生徒が1つの班で協力し、1食分の食事を作ります。オンライン授業では、毎週1品の料理を作っています。授業動画の中には、食材についての知識や料理の作り方の説明とともに、3分程度にまとめた作り方動画を載せています。生徒は動画を視聴してから家庭で料理を作り、写真と感想をオンラインで提出します。今年度は、なるべく家庭で揃えやすい食材を選び、特別な調理器具を使わない料理を紹介しています。
以下は高三生徒が提出した料理の写真と感想です。
<スペイン料理:ニンニクのスープ「ソパ・デ・アホ」を作った生徒の感想>
スペイン料理好きなので今回このスープを作ることができて嬉しかったです!パエリアも一緒に作ったのでスペイン料理が夜ご飯になりました。ニンニクも卵も入っていて栄養価が高いなと思いました。ニンニクは細かく刻むほど香りが強くなることも確認できました。ニンニクの芯についてはえぐみが出る、焦げやすいというのは自粛中自分でペペロンチーノを作った時は知らなかったので知ることができて本当によかったです。アリシンは風邪予防になり免疫も上がるので今の時期にぴったりだなと思いました。味はニンニクとオリーブオイルが効いていて、上に乗せてみたパセリもいい感じに風味がたっておいしくいただけました!
<イタリア料理:「ペンネ・アラビアータ」を作った生徒の感想>
パスタを使った料理を一人で作ったのは初めてだったので、よく授業を見返して予習をしてから丁寧に作りました。パセリが家になかったので、家で育てているバジルを使って盛り付けました。火加減と加熱時間によく注意しました。パスタの名前がたくさんあるのは知っていたけど、太さによって分けられているというのは授業で知ったので、思い返してみたらそうだなと思いました。今度またペンネ・アラビアータを作るときには少し鶏肉を入れるなどして工夫してみても美味しくなりそうだと思ったので、いつかやってみたいです。今回も美味しく家族で食事の時間を楽しめました。