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高二国際コース MUN(ミニ模擬国連)

9月7日(土)に国際学級の高校二年生がミニ模擬国連を行いました。

今年のテーマは” Syrian Refugees Crisis”(シリア難民問題)でした。セッションは各国の代表が1分間でその国の立場を述べることから始まり、そこで全ての代表者はテーマについての自分の国の考えや懸念を発表し、他の国の代表者と共有します。生徒たちは積極的に議論に参加し、自分たちの考えを熱心に表明しました。昼食後のセッションは高一Fの生徒が記者として参加し、また他学年の希望する生徒達も見学しました。午後は福原校長先生の基調スピーチから始まり、そして終わりには決議案への投票により終了しました。

最後には議長から4つの表彰(Best Delegate, Outstanding Delegate, Honorable Delegate, and Best Position Paper )があり、生徒達は達成感を感じていました。

E.S.さんの感想

今回は難民問題をテーマに模擬国連をしました。全て英語でのやりとり、かつテーマが難しいということで、以前先輩方がされているのを見た時から、ずっと不安に思っていました。しかし、高一から難民問題についての授業を積み重ねてきたり、直前の授業での社会科の先生方、英語科の先生方、Dana Hall Schoolの卒業生の方々による指導によってしっかりと準備ができたことで、本番は落ち着いて取り組むことができました。私と同じように模擬国連を不安に思っている人は、本番前に自分の担当する立場明確にして大きな主張を一つ以ておいてほしいです。そうすることで、本番中も落ち着いて高い集中力で英語を聞き取ることができると思います。また、議題が難しいため、辞書を使って用意した文章を話そうとしてしまいがちだと思いますが、正しい英語を使おうと必死になるのではなく、国連会議の目的である問題解決のための話し合いだという意識を持って、自分の言葉で積極的に会議に参加することが大切だと思いました。

 

R.S.さんの感想

今回の模擬国連は全体を通して英語で行われましたが、終始活発に議論が交わされました。また、それぞれが担当国の大使になりきっていたため、政策が似ている国が集まってグループが作られました。中盤にはグループ間の意見の対立も多く見られ、実際の国際情勢も一筋縄ではいかないのだろうと強く感じました。私は中国を担当し、マイノリティである国はどうしたら政策を受け入れてもらえるのか腐心しました。結果的に中国側のグループ決議案は可決されませんでしたが、〝中国″としての立場を貫いたことで、今後国際社会を見ていく上での視点が増えたように感じています。

 

M.K.さんの感想

国際学級の授業の一環として行われた模擬国連。私たち高二Fは去年の夏より約1年かけて準備を進めてきました。昨年先輩方が行っている議論を見た時に、難しい議題にもかかわらず、クラス全員が率先して発言している姿にとても衝撃を受けました。来年自分たちがこの議題をすると考えると恐ろしく、また、自信がありませんでした。しかし、授業でリサーチをしたり、発言をする練習等の下準備を進めていくにつれて、少しずつ変わっていきました。当日を迎え、最初は緊張していましたが、議論が白熱していく中で、いつの間にか間違いを恐れることなく発言できるようになりました。一つの議題について各国の大使がそれぞれの国の視点から発言するので、様々な意見がでてきてたくさん考えることができ、充実した時間を過ごせました。また、去年憧れていた賞もいただけて嬉しかったです。間違いを恐れず発言する楽しさ、友人と協力する大切さを学べ、とても良い経験になりました。これからもこの経験をいかし、日々の授業に取り組みたいです。