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グローバル学習・進路生徒の活動

ポーランドの学校とzoomで国際交流をしました

1月28日(木)17時から、ポーランドのワルシャワにあるナザレス校(http://nazaretanki.edu.pl/)(カトリック系の女子校)と、オンラインで交流を行いました。緊急事態宣言再発令を受けての感染防止策として、各自が自宅からzoomに接続して参加する形式としています。ポーランドとの交流は本校で初めての試みだったため、「ポーランド交流委員会」を12月に立ち上げたところ、中学・高校の有志メンバーが開催に向け、12テーマのプレゼンテーション資料をまとめ上げました。その中には「東京女学館について」、「コロナ禍での学校生活」など本校での毎日の生活の様子や、「日本文化について(礼儀作法・マナー)」、「日本の遊び」など日本の文化の紹介もしました。また、本校でバラを育てながら平和を学んでいるアンネのバラ委員会の生徒は、ホロコーストからたくさんのユダヤ人の子どもたちを救ったポーランド人、イレナ・センドレルを記念祭で発表したことなども資料の中で紹介しました。さらに、限られた時間を有効に使うため、完成した資料を交流会の1週間前に共有し合い、お互いが事前に視聴することで、より多くの交流時間を作る工夫をしました。ナザレス校からは「Polish Culture」、「School」、「Our Country Poland」、そして「Traditional Polish Food」という4テーマの資料が共有されました。

当日は、両校の校長先生の挨拶から始まり、その後生徒代表による学校紹介プレゼンテーション、そしてzoomのブレイクアウトルーム機能を使い、少人数に分かれてのグループディスカッションをしました。最初は英語での会話に緊張気味でしたが、ジェスチャーを交えた積極的なQ&Aが展開され、お互いの言葉、学校、文化、四季、食事そしてお勧めの観光地など、楽しそうに会話が弾んでいました。

ポーランドとの時差は8時間で現地は朝の9時でしたが、両校合わせて100名が参加した大きなオンライン交流となりました。そして、ポーランドの参加者の名前を漢字(習字)で書いて送りたいというサプライズを提案したところ、とても喜んでくれました。本校参加者全員でどの漢字にするか案を出し合い、後日お送りします。

ポーランドが親日国であることの再発見に加え、普段あまり触れる機会のない東ヨーロッパの文化を学んで、グローバルな視野がより広がった貴重な交流の時間となりました。今回の交流をきっかけに、今後も両国について学び合い、交流を深めていきます。

参加した生徒の感想を一部ご紹介します。

中1 M. Y.さん

ポーランドの方々はとても気さくに話して下さり、とても貴重な体験になりました。地理の時間で習った時差や文化の違いなどを本格的に感じられました。全て英語だったので、これからこんなふうに喋れたらいいなと、英語の勉強のモチベーションも上がりました。すごく楽しかったです!!また、機会があったら他の国の方々とも交流してみたいです!

中1 S. K.さん

ポーランド交流会はとても良い経験になったと思います。私は言いたいことや質問を用意していたのですが、本番になると思ったように言えなくてもっと沢山話しておけばよかったなと少し後悔しています。でも、この交流会のおかげで自分がどのくらいすぐに英語が出てこないのかを知ることが出来たので良かったです。これからは学校の英語の授業だけでなく、使えそうな単語を覚えたり、もっと英語を勉強して、次は楽しくお話できるようにしたいと思えました。

高二 M. S.さん

オンライン交流会という新しい試みであり、また新しい学校との初めての交流という貴重な会に参加しました。対面で話すのとは全く違う難しさがあり最初は戸惑いましたが、ナザレス校の生徒さんが拙い英語でも聴いて反応してくれたので楽しむことができました。本当に短い時間でしたが、お互いの魅力をしっかり伝えられ、いつか実際に訪れたいと思いました。