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生徒の活動行事

高校救急隊~池袋防災館見学~

本校では災害発生時に率先して救助活動にあたる救急隊という組織があります。救急隊は高校生以上の有志によって構成されていて、退避訓練以外にも様々な場面で研修を行い、スキルを高めます。7月初旬、救急隊の生徒たちは池袋防災館の見学会を行いました。以下は、参加した救急隊の生徒たちの感想になります。

 救急隊の訓練の一環として、煙体験、地震体験、消火体験、地震に関しての映画鑑賞をしました。普段は味わえない体験を色々することができ、煙体験では、実際にスモークが充満して暗くなった通路を通って避難の体験をしました。姿勢を低くしたまま壁を伝って歩くのは思っていたより難しかったです。 地震体験では、起震車に乗って震度7の揺れを体験しました。今回は横揺れだけの体験でしたが、それでも落ちそうになるくらい揺れが大きく、東日本大震災の時はこれ以上だったと考えると本当に恐ろしいと感じました。消火体験では、消火器の実際の使い方を教わりました。今まで消火器の扱い方は知らなかったので、この機会に教わることができてよかったです。 映画鑑賞では、日本各地で起こった地震の映像を見ました。どこも悲惨な状況になっていて、これから先同じように地震が起きたときどうすれば良いか、今からできることは何かをとても考えさせられました。今回の体験を通して、災害に対する私たちの考え方をより向上させ、一人一人がいざという時に動けるようになっていかなければならない、と感じました。
(W.W.さん)

 防災体験を終えて救急隊としての自覚を改めて持つことができました。学校内の防災教育でも学ぶことは多く、地震の体験や火災体験などをしました。しかし、今日自分自身が体験したことで今までの知識がいくつか間違っていたことを知りました。火災発生時の対応、今後どのようにして自分の体、そして大切な人を守っていくか深く考え、救急隊として家族に、友達に今日学んだことを伝えていくことでもしものことがあった時に多くの命が救われると思います。高齢化が進む今、中高生の私達が率先して防災について学ぶことが最大限のできることです。自分のために、そして大切な人のために今自分がすべき行動、今している行動を見直し一つ一つの防災訓練を真剣に取り組んでいきます。
(M.Nさん)

 救急隊として初めての校外学習を行いました。今回は主に地震と火災について深く学びました。実際に起震装置で地震の体験をしたり、煙の性質を学んだ上で、建物で煙に巻かれた際どのように避難するのかシュミレーションをしたりすることで表面的な見方ではなく本質的な見方で学習をすることができました。また、今までの自分の知識がここ何年かで時代の変化に伴い変わっていたことも知りこのような体験学習をする事は自分にとっても、周りの人の命を守るためにもとても重要だと思いました。首都直下型地震が30年以内に70%の確率で起こると言われ、高齢化が進んでいる現在私達のような若い世代が率先して地域を守ることが重要なのだと実感しました。いざとなったときにこれらの学びが役立てたいです。
(R.Yさん)

 今回の防災学習で、私達の班は煙体験、地震体験、映画鑑賞、消化体験、の順で参加しました。煙体験では、避難誘導灯をたよりに暗闇の中を進むというものでした。しかし、いざ警報がなり、進むとなると思っていたよりも前が見えにくく、腰を低くしているので歩きにくいという事が身をもって分かりました。地震体験では、東日本大震災の地震を再現した物を体験しました。私は東日本大震災の頃の記憶があまりなかったのですが、その場に留まるのに精一杯な強い揺れに、地震の怖さを改めて実感しました。今日の防災学習を通して、「日頃から災害を想定して準備する事」と「一人一人の協力」が、自分と周りの命を救う為に重要な事だと考えました。この貴重な経験を活かし、救急隊として日々励んで参りたいと思います。
(H.Kさん)