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中2華道体験

 本校の重点課題の1つである<自国文化の理解>のための活動の一環で、中2が華道体験を行いました。先生をお招きし、華道の精神を学ぶ貴重な機会となりました。以下生徒の感想です。

 

 初めての華道体験でしたが、自分なりに工夫をし、楽しく出来ました。作品で工夫した所は、花を中心にして目立つようにした点と、前に隙間が出来ないようにカスミソウを刺し、立体感を出すようにした点です。前後の立体感は工夫出来ましたが、左右にも立体感を出すということが難しかったです。また、自分が思っているよりも全体を大きく見せるとより良い作品が出来ました。先生から、カスミソウだけでなく、前に葉を足すときれいに見えるとアドバイスをいただいたので、次は参考にしたいと思いました。(K.Y.)

 花を置く場所や種類等、方法が何通りもあり、その工夫をすることがとても楽しかったです。花を目立たせる方法や、より立体的に見せる方法も教えていただき、勉強になりました。細い茎はどのように刺すのだろうと疑問に思っていましたが、太い茎に刺してから活けるという方法を知り、華道の技術に触れることが出来た気がしました。花も葉も1つ1つがとても綺麗で、初めての体験でしたが、この時間がとても楽しかったです。(K.S.)

 小学校の時に何度か学校で体験したことがあり、今回は初めて見たストックという花を生かす構図になるように工夫しました。私は一番大きなフェイジョアを中心に置き、全体が半月のような形にまとまるように活けていきました。目立たせたいストックを中央に2つ置くことで、存在感を出せたと思います。小さなカスミソウで剣山を隠すように出来たことも良かったです。先生のアドバイスを参考に前後にもフェイジョアを足すと、更に立体感が出ました。花と真剣に向き合えた時間でした。またやりたいです!(S.M.)

 初めて華道を体験しました。奥行の出し方や空間を考えて活ける、ということがとても難しかったです。日本には空間の美を大切にする文化があると思うので、これからも様々な“日本の美”に出会ってみたいと思いました。今回は花の種類が少なかったですが、今度は桜や菊、梅なども活けてみたいと思います。海外の方にもこの美しさを伝えたいと感じました。(S.K.)

 最初はどこからどのような向きに活ければ良いのか、とても戸惑いました。でも段々と自分のイメージが湧いてきて、気が付いたら作業に没頭していました。華道は、昔の日本の人々が心を落ち着け、余計な事を考えずにただ花と向き合い、自分の思索に没頭するための1つの手段だったのかなと思いました。(H.N.)

 小学生の時に一度体験したことがありましたが、その時はひたすら花を刺していくだけでした。なので今回は自分でしっかりとどこにどのように活けるのか、意識しようと思いました。しかし緑の葉と紫の花で作る作品は、統一感とは程遠く、葉の量や高さなど、バランスを考えるのが難しく感じました。でも周りの友達がやっているのを見て、人それぞれ形が全く異なっていることに気付き、無理に整った感じを出さなくても良いのだと思いました。先生からいただいたアドバイスは、華道に限らず、作品を創る際に参考になることばかりでした。(F.N.)

 初めて華道を体験したのですが、今まで持っていた、おしとやかで落ち着いたイメージががらりと変わり、派手でダイナミックなイメージに変わりました。また、いかにも日本風な花を使うと思っていたので、デットのような葉を使うことにも驚き、またそれが作品に馴染んでいたことにもさらに驚きました。今回の体験を通し、花の美しさと脆さを改めて感じ、とても儚いと感じました。友達の作品を見ていると、明るい性格の人は色々な方向に飛び出ている作品を作っているなど、個性が出ていてとても面白かったです。あまり花屋さんに行くことがなかったのですが、今度寄ってみたいと思いました。(S.N.)