学校派遣留学 体験談
-イギリス クイーン・アンズ・スクールから戻った生徒の報告-
高校3年生 K.T.
私は女学館からの派遣留学生としてイギリスのQueen Anne’s School(QAS)で1年間を過ごしました。
この1年は私の人生において最高の経験であり、思い出です。女学館の代表生徒としてイギリスでの一年を価 値あるものに出来たことをとても嬉しく思います。
私は留学前から海外の文化や英語に興味がありました。さらに美術が大好きで将来美術に関わる仕事をするのが夢で、
イギリスで学ぶことは語学だけでなくアートの面でも刺激を受けるのにとても良い機会だと思って、このイギリス派遣留学を選択しました。
私が選択した教科は美術、美術史、古代文化史です。ほとんどがエッセイ科目であり、初めは毎日のエッセイの宿題に苦戦し、授業がよく分からないまま進む日々が続きました。英語が聞き取れないことと意志を英語でうまく表現できないことが悔しくてたまらないこともありましたが、徐々に英語に慣れ、 友達もたくさん増えて英語で自分を表現できるようになりました。最後のタームは自分のベストを尽くして後悔なくテストを受け、留学当初のときの自分の英語からの成長を少し実感しました。留学が終わりに近づき、友達や先生方と離れることを意識して悲しくなることもありましたが、最後の最後までこの留学を精一杯楽しむことが出来ました。学校を離れる日はたくさん泣いて、寂しい思いでいっぱいでしたが、この1年間を有意義で最高のものにできたということを証明したと思います。
私はこの留学で英語という語学はもちろん、自立心、精神的強さ、会話力、積極性を身につけると同時に、語学の大切さ、
日本の世界的地位、世界の広さ に気づくことができました。この留学は私の人生においてかけがえのないものです。精神的にも成長した私を女学館で友達に示し、皆への良い刺激になりたいと思っています。とても短く感じた1年間でしたが、苦しいことから楽しいことまで様々なことを経験しました。QASの先生方、女学館の先生方、イギリスでできた友達と日本で私を応援してくれた友達、最後にこの素晴らしい機会を与えてくれた両親に心から感謝し、この経験を存分に生かして将来に役立てることを約束します。本当にありがとうございました。