アメリカ文化研修 体験談
-夏休みの貴重だった18日間-
高校1年生 K.S.
私は18日間のこの研修を通じて大きく成長した。それには研修中に学んだ3つのことが関係しています。
最初にオレゴンの雄大な自然。私たちが暮らす東京やその周辺では見られない素晴らしい自然に触れながら、
アメリカの文化、オレゴンの歴史、野生動物やネイティブ・アメリカンについて学ぶことはとても有意義だった。
次に、この研修の目玉とも言えるジョブ・シャドウイング。女性が働く現場を見学するということはなかなかできないことである上に、外国で見学をするということはとても貴重な体験だった。私は夫と2人の子供を持ちながら市役所の交通局で働くキャサリンさんという女性をシャドウイングした。市役所はたくさんの女性が働く職場だが、キャサリンさんの部署はとても女性が少なく、男性ばかりの会議に女性一人で堂々と参加する姿を見ることができた。
仕事が終わった後にはご自宅で夕食をいただき、キャサリンさんの主婦、母親としての一面を知ることもできた。
キャサリンさんは、「もちろん自分の仕事は好きだし、仕事をしているのことが好きなので、この仕事の魅力を伝えながら多くの女性がこの仕事に興味を持ってみらえるように日々頑張っている」と言い、「家族の理解とサポートは不可欠でとても大切なこと」と話していた。職場の様子などから日本とアメリカの違いを体感することができたこのプログラムは、私に日本の女性として何ができるのか、何をすべきなのかを考えるきっかけを与えてくれた。
3つ目はやはり英語中心の生活だ。この研修が始まった頃は、参加した生徒のほとんどが英語で話すことへ不安を抱えていたと思う。しかし、現地の高校生やスタッフの方々、ホストファミリーとの交流の中で、たとえ伝わるまでに時間がかかっても相手が理解してくれることを知り、最終的にはほとんどの生徒が積極的に自分の思いを英語で発信できるようになった。
この研修が学校によって主催されているからこそ、多くのことを学ぶことができるとても魅力的なものだ。
ジョブ・シャドウイングを始めとして様々なプログラムの中で新たな発見があり、一生の思い出、心の財産になったと信じている。人数制限のあるプログラムではあるが、是非、多くの生徒に体験してほしい。