インクルーシブリーダーシップ

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インクルーシブリーダーシップを身につける

東京女学館の考えるインクルーシブリーダーシップとは、一人のリーダーが牽引するのではなく、各々が主体的に課題を共有し、協働しながら課題解決に向けて集団全体を高めていく力です。それは、どこにあっても人と人との関係を豊かに結び合わせ、相互の信頼をもとにしてよりよい社会をつくりあげていく基礎となります。

人格形成として3つの柱

  • 自ら問題を発見し解決する力の育成
  • 基礎・基本に根ざした個性の伸長
  • 他者を思いやる心の育成

4つの重点課題

  1. 心の教育・人格教育
  2. 自国文化の理解
  3. グローバルシティズンシップ教育
  4. STEAM教育

4つの重点課題について


インクルーシブリーダーシップの育成

自発的に取り組む姿勢 × 協働する心 × 問題を解決するカ

インクルーシブリーダーシップの育成に欠かせない主体性・自主性を確立するために、体育大会、記念祭、修学旅行などの行事は実行委員会方式(スタディアジェンダ)で企画運営します。例えば高二修学旅行の場合は旅行委員会を発足し、約1年かけて訪問先の研究やスケジュ ール作成を綿密に行います。リーダーあるいはサポーターの立場となって“全体の目標を達成すること”の難しさと楽しさを経験し、インクルーシブリーダーシップを身につけていきます。

スタディ・アジェンダのプロセス

  • 組織編成
  • 調査
  • 計画
  • 実行
  • 総括

6年一貫教育

基礎基本の習得から個性を伸ばす自己実現へ。 幅広い体験を通して将来の道を見つけていく6年一貫教育。

生徒主体で取り組む学校行事

関わる全ての生徒のリーダーシップを育む

全学年参加の大規模な行事はメインとなる委員会が主導し、サポートする委員会が補佐しながら準備から運営まで取り組みます。様々な意見やアイディアを集約し、主体性をもって実践する力を養います。

生徒会についてはこちら

<体育大会>

保健体育委員がリーダーシップをとり、各委員は総務、用具、審判、放送などの役割を分担してサポート。安全かつ円滑な進行のためには委員同士の連携が重要となり、事前準備も入念に行われます。

<記念祭>

約1万名が訪れる記念祭を記念祭実行委員が企画運営。各クラスから選ばれた委員が中心となり、夏休み前から準備を始めます。様々な提案を成功へ導くプロセスで、生徒たちの発想力や実行力も育まれます。

生徒の希望に応じた諸活動

豊かな体験で幅広い視野を獲得する

行事以外の学校生活の中でも生徒の自発的な提案や行動によってスタディアジェンダ を実施しています。生徒の自主性を育み、学習体験を積み重ねていきます。

<模擬国連委員会>
実際の国連のように生徒が各国の大使役となり世界の諸問題の解決策を模索していく活動です。英語力はもちろん、幅広い知識や柔軟な思考力など、グローバル社会に必要とされる力を磨きます。

模擬国連委員会についてはこちら

<ビオトープ委員会>
学校の敷地内に池を中心としたビオトープがあり、野生メダカやフナなど多くの動植物が生息しています。委員会では定期的な生態調査やビオトープの環境を保護する活動を行っています。

ほか、アンネのバラ委員会

修学旅行・研修旅行

綿密な計画力と実行力を身につける

学年行事の修学旅行・研修旅行では実行委員会を発足し、スケジュール作成などの準備や当日の進行管理を生徒たち自身が行います。円滑に旅程を進めるためには生徒一人ひとりの協働する心が必要となります。委員以外の生徒たちも積極的にサポートをして、学年全体の絆も深めていきます。旅行後の総括やレポート作成も委員が主体となって進めます。

<沖縄修学旅行(中3)>
平和学習委員会を発足し、1年をかけて訪問先の研究などの事前準備と記念祭での発表に向けた事後学習を行います。旅行中の級友たちへの呼びかけも修学旅行中の空き時間に委員会で相談して、生徒たち自身で考えます。

<京都・奈良修学旅行(高二)>
スタディアジェンダの集大成として、学年で選ばれた委員長、副委員長と、各クラス2名の総勢14名の旅行委員で全体の指揮を執ります。旅行中も日々目標を設定、反省し、連絡会を設けて、皆の心を一つにまとめ上げていきます。

ほか、箱根研修旅行 (高一)、各学年遠足など