卒業生インタビュー
~わたしの東京女学館物語~
CAREER
TOKYO JOGAKKAN STORY
1992年卒

一色裕里さん

東京大学大学院情報学環特任助教
慶應義塾大学卒
中高時代は、バスケットボール部に所属。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部卒業後、日本総合研究所でシステムエンジニアとして勤務、ハーバード教育学大学院及び東京大学大学院学際情報学府で修士号を取得。現在は、東京大学大学院情報学環特任助教を務める。

東京女学館での思い出

高校では理系クラスに進みながらも、ハードなバスケットボール部に所属し、10人の仲間で苦楽を共にしてきました。この仲間とは今でも仲が良く、時々集まっています。練習の甲斐もあって私たちの代は、中学のときに渋谷区の大会で優勝したのを覚えています。指導の厳しいクラブでしたが、得るものは大きかったです。今は校舎が違いますが、やはり体育館で過ごした時間が長かったので、思い入れが深いですね。私自身は理系科目や英語が特に得意でしたが、社会の先生方の授業は話が面白く、今でも印象に残っています。

現在のお仕事

東京大学情報学環の特任助教をしています。そこで、MOOC(ムーク、大規模公開オンラインコース)の運営や開発を担当しています。
慶應義塾大学を卒業して3年間、シンクタンクでシステムエンジニアとして働いた後、アメリカのハーバード教育学大学院に留学して1年間テクノロジーを使った教育や開発途上国の教育について学びました。その後、今の立場に至るまで、様々な国の方と仕事をし、自分の興味のある分野で仕事をしてきました。様々な人たちとの仕事を通して鍛えられ、その人たちとの出会いによって今の自分があると思っています。
MOOCについてもっと追究したいというのが今後の目標です。MOOCは大人向けのコースがほとんどですが、いずれは子ども向けの教育にも関わりたいと考えています。

女学館での学びで現在に生きていること

小学校の頃はあまり勉強しませんでしたが、「コツコツ真面目にやる」ということは女学館時代に培われていますね。中高のバスケットボール部の友達をはじめとして、女学館の友達がまじめで一生懸命であったのにすごく影響されました。今の仕事でも子育ての傍ら夜まで仕事をするときは大変ですが、そういうときでもへこたれないのは女学館時代に培われたことだと思います。

(記者:高一 M.O・高一 Y.M)

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