保護者の受験体験記ADMISSION

保護者の受験体験談

白眉は通常授業の質の高さ

2年生保護者 Y.S さん

先日の全体保護者会で校長のお話を聞き、東京女学館の建学の精神に共鳴した明治の政財界の重鎮達の危機感と高い志に大変共感しました。西南戦争からわずか10年後に「高い品性を備え国際社会で活躍できる女性の育成」という理念を掲げた創立者達がどんな思いで最初の8名の卒業生を送り出したのか。日本の未来を託したその8名を激励するために集まった数百名の来賓の姿を想像した時、目頭が熱くなり涙が流れました。私の娘が東京女学館小学校で学んでいる事を大変誇らしく思いました。

受験準備時代に何度も足を運び、見聞きして、その理念、授業運営方針、学校運営方針に大変共感し娘の入学を切望しました。実際に娘が東京女学館小学校で学び始めて1年が過ぎましたが、その実態は入学前の私の期待を遥かに超えるものであり、日々喜びを噛み締めております。受験時はとかく「すずかけ」や「つばさ」に目が行きがちですが東京女学館小学校の教育の白眉は一科目一科目考え尽くされ改善を重ねた通常授業の質の高さにあると思います。担任の先生のきめ細かい指導で娘は小学校1年生と思えない大変奇麗な字を書いています。体育の授業での娘の俊敏性や持久力の向上は目を見張りました。英語授業法は極めて実践的であり、旧来の日本式英語教育の弊害によって大人に成ってから発音矯正で大変苦労した私は娘の奇麗な発音に非常なる安心を感じます。音を奏でるだけでなく、鑑賞力を養う事にも注力している音楽の授業はきっと娘の感性を豊かにする事でしょう。

なぜ、これほど素晴らしい運営がなされているのか。それは長い伝統に安住する事無く常に改善改革を繰り返し、教育における時代の最先端を切り開き続けるパイオニア精神にあると言えると思います。立派な理念を掲げている学校はあまたありますがそれを実現できるチームは希有です。東京女学館小学校の先生方及び職員の方々は真摯に学習と改善を続ける素晴らしいカルチャーを持った最高のチームです。

娘を持っている親を見つけたら私は「日本一の女学校です」と真剣に東京女学館小学校の受験を勧めます。学校経営に携わっている人を発見したら「東京女学館小学校を参考になさると良いですよ」と熱くその内容を語りたいと思います。そうして明治の国士達が掲げた志の実現に多少なりとも寄与できたら幸いです。