本校の入試に
ついて ADMISSION

本校の入学試験は、さまざまな活動を通して、お子様本来の姿をとらえようとするものです。小学校の教育は家庭での教育の延長線上にあります。ですから、家庭の中で愛情豊かに成長していることが何より大切です。人の話がしっかり聞けて自分の考えも持てること、人の気持ちを思いやることができ、友達と仲良く活動できることを期待しています。ご家庭のなかでの親子関係をしっかりと築いてください。教育は学校と家庭の両輪が回って初めて機能します。家庭教育は家庭での信頼関係があることが前提条件です。

厳しい小学校受験のための勉強をすることが、かえって一人一人の子どもに内在している素晴らしい感性や豊かな感情を大切にすることを阻害してしまうことが心配です。本校の教育で大切にしているインクルーシブ・リーダーシップの基礎には、人に対する共感性があり、その基盤には感性や感情があることは言をまちません。小学校入学後にも健やかに成長を遂げていく子どもこそ、私たちが入学を期待する子どもです。

私たちは、お子様の小学校受験に対する過剰な負担をできるだけ軽減し、入学後のお子様のいっそうの成長・発達をうながすことを目的に、ＡＯ型入試を導入しました。ＡＯ型入試は、人物・動機・経験・経歴など多様な側面から受験児童の本校の教育への適合性を評価し、選抜する入試です。考課結果を総合して合否を判定します。ＡＯ型入試のなかには海外在住経験のあるお子様を対象にした国際枠もあります。ＡＯ型入試の受験にあたっては、本校を第一希望とし、合格された場合には必ずご入学いただくことをお願いしています。他校への入学希望をお持ちの方の受験はご遠慮ください。

一般入試では健やかに育ってきた６歳児としてお子様のありのままの姿を見せていただくことを目的としています。具体的には①ペーパーで答えを書いたり道具を使って操作や作業をしたりする考査、②友だちと話し合ったり保護者の方に伝えたりしながら表現する考査、③友だちと協力して課題に取り組んだり運動したりする考査、④道具を使って描き表したりお話をして相手に伝えたりする考査の４つのパートで選考を行い、複数の考査担当者の考査結果を総合して判定します。