制服・校章・校歌 GUIDE
制服・校章・校歌 GUIDE
制服
「イギリスでは高貴な人は白を着る」。
制服を制定する際に大きな力を発揮された英国生まれのドロセア.E.トロットの言葉です。
D.E.トロットは1910(明治43)年から1957(昭和32)年まで、戦争の期間を除き、実に47年間本校に在職なさいました。
東京女学館小学校の制服は昭和5年に中高校と同時に白いセーラー服と定められました。
冬も夏も白いセーラー服に紺のスカートとし、胸元には赤いシルクのリボンがアクセントになっています。
小学校では、季節や環境に対応して快適な学校生活が送れるよう、制服のほかに長袖と半袖の合服、ワンピース型の準制服があります。
6月から9月まで着用許可されている準制服(中央)と5月から10月に着用可能な合服と半袖
校章
東京女学館校歌
尾上柴舟 作詞
小松耕輔 作曲
開化のひかげあたらしく ふたたび来つるあけぼのに
てらしわたれる虎の門 生れあひたる友とわれ
つらねて入りしむらさきの 正しく清くしとやかに
袖のにほひもむかしにて 明るくつよくすこやかに
うつろふ鳥のはねざはの こころをみがき身をきたへ
みどりにはゆる学びやに あさよりひるとめぐらせて
くつおとかろく通ひきて 平和のひかりくまなくて
集ふ日ごとのたのしさよ 夕べをしらぬくにとせむ
現在の校歌(館歌)が制定されたのは終戦間もない昭和23年(1948)です。女学館創立60周年記念式で初めてこの校歌が披露されました。
作詞の尾上柴舟先生は明治9年(1876)岡山県津山生まれの歌人・国文学者・書家です。東京帝国大学卒業後、東京女子高等師範、学習院の教授を歴任。
校歌を作詞したこの年は72歳で、東京女学館の講師として古今和歌集・新古今和歌集を講じ、書道の指導もされていました。(昭和22年から27年まで)
作曲の小松耕輔先生は明治17年(1884)秋田県生まれの作曲家。日本初のオペラ「羽衣」の作曲者として著名です。